選挙ファーストなのか

都内の新型コロナウイルス感染者が、2日連続で40人を上回った。東京アラートを出す三つの指標のうち2つで超えたが、都は改めてアラートを出すことなく、逆にアラートを出す指標を見直すことにしたという。小池曰く「陽性者を出した夜の接待業者が積極的に検査を受けた結果陽性者が増えたということで、むしろ確認出来る確かな数字になってきた。検査を進めるというステージに入ってきた証左だ」と訳の分からないことを言う。西村コロナ担当相は「夜の街の関係者が集団で検査を受けたのは2次感染防止になり、前向きな取り組みの結果と認識している」と感染者増を賞賛し、更に「19日予定の休業要請全面解除の変更は無い」と嘯いた。都知事選が6月18日告示、7月5日投開票される。政治家にとっては、新型コロナウイルス感染防止や国民の命よりは選挙ファーストのようだ。日本の政治家の常識は日本人の非常識であるし世界の非常識でもある。こんな政治家たちに命を預ける日本人はお人好しというよりはアホとしか言い様がない。アホと呼ばれるのが嫌なら、東京アラートに疑問の声を挙げるべきだと思うのだが。