ロックダウンと東京アラート

東京アラートが解除され、休業要請の緩和措置がステップ2から3に移った。飲食店は午前0時までの営業が可能となり、遊園地、ネットカフェ、パチンコ店も営業が再開された。19日には全面解除となる。小池都知事は、今後東京アラートも休業要請の仕組みも終了すると言う。小池は同時に都知事選への出馬も表明した。チェンジだ!でも小池にとってのチェンジであり、都民にとってはチェンジではない。都民の傍には未だにコロナが住みついている。小池は東京五輪の延期が確定した3月14日に、突如ロックダウンと言い出した。第2波到来でもないのに東京アラートを発した。そして状況もさほど変わっていないのに都知事選の日程に至り東京アラートの解除と都知事選出馬を言い出した。余りにも、東京五輪と都知事選日程がリンクし過ぎている。不自然だ。そう考えると、東京アラートも小池劇場の演出と見えてくる。一方で、マスコミは一斉にポストコロナで浮かれ出した街の様子を過剰に報道し始めた。恐らくマスコミも小池の術中に嵌まってしまったのだろう。今マスコミがすべきことは、浮かれ様子を報道することではない。第2波のために、国や病院が如何に対応しているのか、いないのかを如実に報道することだと思う。