コロナが後押し

世界各国で新型コロナウイルスを世界に拡散させた中国に対して賠償請求しようという流れが加速している。台湾の自由時報の纏めによると4月末時点で5500兆円。中国GDPの3倍に達しているという。中国は2月に米CDCの支援を拒否し、国内で初期に情報を発信した医師らを未だに拘束して口塞ぎをしている。隠蔽は明らかだ。HIVウイルスの発見でノーベル賞を受賞した仏のモンタニエ博士は「新型コロナウイルスは人工的につくられ武漢ウイルス研究所から漏れた」と発言し、日本のノーベル賞受賞者の本庶博士その他多くの生物細菌学者が人工的だと証明している。これに対し中国は硬軟織り交ぜて反発している。欧州に大量のマスクを贈る懐柔策とか、豪のコロナ発生源に関する国際的な調査要求に対する豪産牛肉の輸入停止措置とかだ。全人代が22日から開催される。習政権は政権批判とコロナの封じ込めに必死だ。言論人の拘束が相次いでいる。吉林省ではコロナが再発し、市のトップが解任され8千人超が隔離されたという。新型コロナウイルスは決して力業で封じ込めるものではない。ひょっとするとコロナが中国の民主化を押し進めるかもしれない。