JRはマグロ体質

緊急事態宣言が出て以来新幹線の乗車率は20%を切ったが、今も頻繁に走り続けている。乗客の居ない新幹線が走り続ける光景は異様に映る。通勤電車も同様なのだ。極めて素朴な疑問。ガラガラなのに何故走り続けるのだろうか。無駄の典型例だと思う。新幹線に至っては、ようやく連休明けから定期便の減便にも手を着け始めたという。しかも、JR東日本は四半期で1千億円の減収となり、役員報酬を1割自主返納するという。そこで感じた。大きな問題点は2つあると思う。1つは、JR経営のマグロ体質だ。泳ぎ続けないと死んでしまう。設備費が重く、人件費が軽い。減便しても効果は薄い。だから只ひたすら、乗客が増えることを望むしかない。こうなると役員は無能だ。只の只飯喰いなのだ。だから只飯喰いにとっては、乗客の居ない電車を走らせることが正義になる。でも、有ってはならない理屈だ。それでも、現実として電車は走り続けることになる。悲しい事象としか言い様がない。コロナが現実社会の矛盾を焙っているかのようにも感じてしまうのは自分だけなのだろうか。