憲法を考える日

安倍首相が桜井よしこらが主催する憲法フォーラムで、自衛隊の明記と緊急事態条項の創設を憲法に入れる必要性を訴えたとのこと。安倍は「自衛隊は違憲だというおかしな議論に終止符をうつべき」と主張した。だが、安倍の論理自体がおかしい。そもそも自衛隊は違憲なのに誕生した。そして強引な憲法解釈を塗り重ね、今はあたかも合法のように存在している。でも、間違いなく違憲なのだ。自分は軍事力は必要悪だと思っている。だから、安倍が「違憲状態を解消したい」と主張するのであれば自衛隊の明記に賛成したいと思う。しかし今の安倍の論理では真っ向から反対する。間違った権力に屈するつもりは全く無いのだから。「緊急事態条項」の創設は、不要だ。今の憲法下で緊急事態に対処出来るから。安倍の言う「緊急事態条項の創設」は、新型コロナウイルスに託けて、憲法改正に繋げようとする見え見えのスケベ根性に映る。一言で言うと、品性が卑しい。言い方を変えると、新型コロナウイルスなど心にあらず改憲命、ということだろう。道理でコロナ対策が後手後手で、かつふらつく訳だ。