WHOの検証とトランプの検証

トランプがWHOの新型コロナウイルスへの対応を検証するまで、拠出金を停止するよう指示したとのこと。では、このブログではトランプの主張の正当性を検証してみようと思う。トランプが指摘するように、テドロスWHO事務局長が中国寄りであることは間違いない。米国の拠出額は中国の10倍なのに不公平だと主張している。当初テドロスが感染を過小評価し、感染が拡大してから後追いで騒ぎ出したのも事実だ。今や新型コロナウイルスによる世界の死者は13万人を超えた。そのうち米国は2万7千人で最多だ。では、何故米国が最多になってしまったのだろうか。実はトランプは年初から感染を知っていたようだ。米国の専門家が何度も報告し、注意したが無視し対応をとらなかったとのこと。寧ろトランプは世界最強と言われる米疾病対策センターCDCを冷遇し、その力を削ぐように処遇した。その結果感染を水際で食い止めることが出来なかった。既に米国内の各地で集団感染が始まってから、トランプは国家非常事態宣言を発したが、最早手遅れだった。結局米国が世界一の感染国となったのは、米国の利益を最優先するトランプが国際保健分野を軽視したことにあると言える。大統領選挙が近づいているので、己の失態を敵失のWHOに転嫁し、目眩ましを図っているのだ。大統領選の前に、米国民による検証が必要だ。