法定講習の意義

マンション管理士の法定講習会に行ってきた。マンション管理士は一応国家資格で、法律により5年毎の法定講習が課されている。自分は2005年に取得したので、15年が経ち、今回で3度目の講習だ。全国28カ所の会場で丸1日かけてテレビ講義を受けることになる。この歳で丸1日机に座ってテレビを見続けるのは苦痛だ。でも、仕方が無いと諦めている。だが、問題なのは講義内容だ。殆どが、受験時に勉強した内容のお復習いなのだ。当時は必死に勉強したから、15年経った今でも、基本知識は明確に覚えている。自分は、この5年間の世の中の動向に合わせて、マンション管理士を取り巻く環境がどう変わり、どのように対処すべきなのかを知りたいのだ。これこそが法定講習の意義だと思う。ところが、講習内容は、お復習いばかりで、まるで専門知識を忘れてしまった認知症のマンション管理士相手のようだ。しかも、講習代金は16,600円と高額だ。何のための講習会なのだろう。マンション管理士のためではなく、マンション管理センターと講習会場のためにあると思えてならない。次回は78歳になるので、再度受講することは無いのだが、一言文句を言わざるを得ない心境だ。