国あれば国民有り

遂にイランで最高指導者ハメネイ師の退陣を要求する反体制デモが始まった。イランはイスラム教絶対階級主義。ハメネイ師は中国の習主席以上の絶対権力者だ。そのハメネイ師に反旗を翻すデモが勃発したのだから、化けの皮が剥がれたのか、民主化が始まったのか、どちらかだろう。ウクライナの飛行機が撃墜され、当初ハメネイはイラン軍の関与を完全に否定していた。ところが一転して認めた。権威が崩壊し、化けの皮が剥がれた瞬間だ。あれ程の権力者が脆くも崩れるとは、イラン国民も捨てたものではないと思う。翻って日本は安倍一強。モリカケ問題から桜を見る会までやりたい放題。マスコミや国民が騒いでも、何処吹く風。日本国民が慎ましいのか無力なのか、はたまた無気力なのか。米国ではトランプ劇場の真っ盛り。大統領ではなく、喜劇役者かギャングと見做せば面白いが、現実世界の出来事だ。結果として米国民が狂人に見えてくる。台湾総統選では民主進歩党の蔡英文が圧勝した。台湾民族の良識の結果だと思う。中国の習主席は、香港で失敗し、台湾でも屈した。でも、中国民は変わりそうもない。国あれば国民有り。指導者と国民の見識が問われている。