警戒レベルの見直しを

狩野川台風に匹敵する台風19号が間近に迫り、携帯電話に大雨や洪水や土砂崩れや竜巻についての注意情報が飛び込んでくるようになった。そこで内閣府の防災情報に記載されている警戒レベルの内容を今一度確認することにした。住民がとるべき行動を5段階に分け、情報と行動の対応について明記されている。警戒レベル1は心構えを高める、レベル2は避難行動の確認、レベル3は高齢者は避難、レベル4は避難、レベル5は命を守る最善の行動、とある。だが、レベル5が発令されたどの災害を見ても避難するのは極一部の人だけなのが実態だ。この警戒レベル1~5は実態に即していない。レベル1と2は不要。レベル4の避難勧告と避難指示は内容が曖昧だ。避難勧告とは「避難を促す」で、避難指示とは「避難しなさい」という意味にとってしまう。でも実際は前者は「避難しなさい」で、後者は「今すぐ避難しなさい」という意味だという。紛らわし過ぎる。レベル5はレベル4と文言は違うが、行動は同じだ。警戒レベルは伝わり易いように簡素化した方が良い。レベル1は高齢者の避難、レベル2は避難の推奨、レベル3は全員に避難命令。この方が、危険度合いがダイレクトに伝わると思うのだが。