松下政経塾の終焉

日本維新の会の丸山政調副会長がビザなし訪問団に参加して国後島を訪れていた時の出来事。11日の懇親会の席で丸山が訪問団の団長に対し何と「島を取り返すには戦争をしないと」と発言。13日に「不適切だった。酒を飲んでいたが、それを言い訳にするつもりはない」と発言を撤回し謝罪した。そして14日の今日、離党届を提出したが受理されず党を除名された。本人は無所属で議員を続けると言っているが、与野党は辞職を迫っている。さて、この先どうなるのだろう。発言撤回とは矛盾するが、恐らく丸山は言論の自由を盾に抵抗し続けるのだろう。衆院解散までは辞職せず、総選挙で「禊ぎを受けた」として復帰する魂胆にみえる。そして落ち着く先は政界の吹き溜まりの二階派辺りになるのかもしれない。それを阻止出来るのは、大阪19区の住民の見識だ。良識があることを願いたいものだ。因みに、丸山は経産省退官後、松下政経塾を卒塾している。その松下政経塾は今年4月に松下幸之助記念財団に統合・吸収され消滅した。最早真面な政治家の卵は見当たらないと見限った為かもしれない。