インターンシップ

政府は採用に直接結びつけるインターンシップの禁止を経済界に要請する方針を固めた。2021年春に入社する今の大学2年生から適用する就職活動の新ルールだという。何か変だ。インターンシップとは、学生の就業体験のこと。学生の職業意識の向上にもなるし、職業選択にも役立つ経験となるメリットがある。もし、インターンシップで企業と学生の相性が合いその後就職・採用することになれば互いに幸せなことだ。それを禁止するというから理解出来ない。恐らく政府は、売り手市場への歯止めとか、早期の就職先決定で学業が疎かになるとかを考えているのだろう。でも、実際にはそんなケースは稀だ。企業は会社に必要な技術・知識の習得を提示することが出来る。学生は入社までの期間に、その企業に有用な勉強をすることが出来る。早期に内定が決まったからといって、遊び呆ける学生など企業が内定を取り消すに決まっている。早期内定に問題は無い。一方インターンシップ制度の悪用も目立つ。学生を無給でこき使い、その上就職させずに放り出す企業もある。政府はインターンシップの悪用を防止するためのルールを作るべきだと思う。