日欧EPAが発効して

今日2月1日から日欧EPAが発効する。昨年12月末に発効したTPP11では何の変化も感じなかったが、日欧EPAではどう変わるのだろうか。日本から輸出をし易くなるが、自分の興味は輸入品にある。関税即時撤廃となるものもあるが、多くは10~15年をかけて関税がゼロになる。とりあえずはワインだ。1本当たり約100円安くなる。還元セールを行っているが盛り上がりは今一。ワインは嗜好が第一。100円差は嗜好には勝てそうも無い。衣料品も即時撤廃されるが、今売られているのは発効前の買い付けだから値段は変わらない。変わるとしても1年後で、しかも燃料費の高騰などで相殺され価格は変わらないと考えられている。TPP11も日欧EPAも、いきなりパラダイムシフトする訳ではない。日本の産業にとって、他国と競うための適宜な刺激と受け止めるべきだろう。特に、農業はそうだ。TPP、EPAにより日本の農業は壊滅的にやられると懸念されていたが決してそうではない。今こそ高品質を武器に攻め込む時期が来ていると思う。