魅力的な津軽海峡

某旅行予約サービス会社の調査によると、今年のゴールデンウィークの人気旅行先のトップは青森県とのこと。少し意外な感じがする。今年は桜の開花が昨年より遅く、満開の時期がゴールデンウィークにちょうど重なることで人気が急上昇とのこと。また今年1月に青森と中国を結ぶ定期便が就航し、外国人観光客が約4倍と急増したことも人気の要因になっているようだ。青森と函館を結ぶフェリーも客足が戻っているという。青森・函館間の旅客輸送の変遷はドラマチックだ。難工事だった青函トンネルが完成し鉄道が通ったため、1988年に青函連絡船が廃止された。その後永いこと在来線が主役だったが、昨年の新幹線開通により在来線が廃止された。青森から函館に行くには、新幹線かフェリーの二択になる。フェリー料金は新幹線の半分以下。フェリー利用者の復活は、安い料金と景観の良さにあるようだ。しかも、青森・函館間のフェリーは2社が運航している。津軽海峡フェリーは、内装が豪華でリッチな船旅を楽しめる。一方青函フェリーはカーペット席がメインで料金も津軽海峡フェリーよりも安い。津軽海峡を渡るだけでも、3つの選択肢がるのが魅力的だ。今年か来年には是非一度行ってみたいものだと思う。