オレオレ詐欺に騙される時代

最近警察官の不祥事がやたらに目立つ。元々多かったのか、それとも最近増えたのかは分からない。感覚的にストーカーや痴漢などの性犯罪が多いようには感じる。だが、ユニークな事件もある。大阪府警富田林署男性巡査長の係わった事件。本人は市内の無人ATM周辺で特殊詐欺の警戒をしていた。老婆に携帯電話の使い方を尋ねられた。その後、老婆は携帯を使いながらATMを操作し始めた。誰が見てもオレオレ詐欺だ。勿論巡査長は老婆に声を掛け、電話を替わって相手を確かめた。だが、相手は銀行員と名乗り「ATMの操作方法を教えている」と説明したため、詐欺と気付かず電話を戻した。そして結局、女性は直後に約100万円を振り込んでしまったという。ニュースになっているのだから事実のようだ。警官がバカなのか、オレオレが賢いのかは分からない。でも、こんなことが起こっても良いのだろうかと思う。オレオレ詐欺の被害は500億円を突破している。まさに今や警察がオレオレ詐欺に騙される時代になったと認識すべきだろう。さて我々は何を信じて進むべきなのだろう。極めて混沌とした時代を迎えているようだ。