カツアゲはイジメではないの?

原発事故で福島から横浜市に避難した男子生徒のいじめ認定が問題になっている。この子のいじめられ歴は長い。第三者委員会のレポートによると経緯は下記の通り。小2の時に横浜市に転校し「○○菌」といじめられたのが始まり。その後鉛筆を折られ蹴られたりプロレスごっこでいじめられ不登校を繰り返した。小5の時に家から150万円を持ち出し、いじめ役10人と一緒にゲームセンターなどで遊び、費用を全て負担した。その時はいじめは無くなったが再発したため卒業するまで再び不登校になった。中1になって、親が横浜市に訴え、教育委員会の第三者委員会が調査した。第三者委員会は、支払いはいじめから逃れるためだったと推察できるとしながらも「おごりおごられ行為」として「いじめ」とは認定しなかった。それを受け教育長が「いじめと認定するのは難しい」と発言。その発言に林横浜市長は「内部検証の途中で、結論めいた発言をするのはおかしい」と教育長を叱っている。第三者委員会の答申を見て横浜市長が判断し、3月末に結論を出す予定のようだ。「いじめ」があったことは間違いない。問題は150万円のおごり代をいじめと見るか見ないかだ。平らな目で見ると150万円はカツアゲそのもの。カツアゲは恐喝による金品の巻き上げ。誰が見ても悪質ないじめに見える。第三者委員会も教育長も市長も頭が狂っているとしか思えない。いじめが無くならない理由が見えてきたような気がしてきた。