イロハ、アイウエオ、ABC

「貫くべき信念があります」とのタイトルがある河野太郎衆院議員のブログ。河野太郎は、歯に衣着せぬところが良かったのに、一昨年初めて入閣した時にブログ発信を止めたのにはがっかりした。そして昨年内閣改造で解き放されてブログを再開。「いろいろイロハな皆様へ」が面白い。それによると、日本年金機構はファイルを「アイウエオ順」ではなく「イロハ順」で整理しているとのこと。厚労省年金局によると、イロハ順を使う事務所の方が多いようだ。全国の年金事務所のうち、アイウエオ順を使っている事務所が114、イロハ順を使っているところが198事務所。何と年金局は江戸時代に生きているのだ。太郎さんが年金局に「不便ではないか?」と質問すると、不慣れな職員がトチらないように、各職員の机にイロハニ順を書き出した紙を貼り、保管ボックスにもインデックスを貼り付けているという。タイムスリップした世界が存在するのだと驚いた。でも、年金局の悩みはそこには無い。あまりにも膨大なデータを「イロハ」から「アイウエオ」に変えるには、コストと時間が必要とのこと。イロハに拘る年金局。アイウエオを主張する太郎さん。年金局の悩みや太郎さんの指摘も分からなくも無い。でも、この際一層の事、アルファベットに変えたらどうだろうか。パソコンの日本語もアルファベットで入力する時代だ。太郎さんにも、もう少し先を見る目を磨いて欲しいと思うのだが。