東日本大震災の初動対応検証

自民の谷垣幹事長が、東日本大震災の当時の初動対応を検証する組織を党内に立ち上げる考えを明らかにした。本来は民主が検証して襟を正すべきものだ。日本の政治に欠けているのは、過去の政策や判断の是非について反省しないことだ。思い付きで政策は作るが、その結果を検証して今後に生かそうという考え方が欠如している。反省もしないから自ずと政策もいい加減なものになる。民主は、政権交代後散らかし放題で放り投げ、今や反省する気力もなさそうなので、自民が検証するのも致し方ないと思う。大震災後、国会でも色々な事故調査が行われたが、将来の役に立つようなものは無かった。内容がオブラートに包まれていて中身が見えなかった。自民には厳しい目で検証してもらいたい。そして他山の石としてその結論から導かれる改善すべき点を、今後の危機対応に生かしてほしい。安倍内閣も発足してから、早や3年が過ぎた。アベノミクスも草臥れ色褪せてきた。そろそろ検証すべき時期が近づいている。自民は民主の轍を踏まずに、責任を持って検証してほしいものだと思う。