深層学習

チェス、将棋に続いて囲碁も、人工知能がトップ棋士を破る時代が到来したようだ。囲碁は一番難しい思考ゲームと言われている。米グーグルが開発した人工知能「アルファ碁」と世界トップ級の韓国プロ棋士との5局勝負が始まり、初戦をアルファ碁が制したとのこと。日本の囲碁の第一人者である井山王座は「李九段が負けるとは思ってもみなかった。凄い衝撃だ」とコメントしている。アルファ碁は人間が思いつかないような奇抜な手ではなく、トッププロが考えそうな厳しい手で李を攻めたという。李にまずい手があったわけではなく、こう打てば勝てていたという場面は無かったという。まさにプロのレベルで正攻法に攻めて勝ったようだ。人工知能が飛躍的に成長したカギは最新技術の深層学習にあるとのこと。ヒトの脳内の情報処理をまね、膨大なデータに潜む特徴を自力で見つけ出す。アルファ碁はプロ棋士たちの棋譜から、どの盤面で何処に石を置くべきかを学習していた。深層学習とは何かと興味が湧き調べてみたが、全く理解出来なかった。技術的な内容は分からないが、簡単に言うと機械が物事を理解するための学習方法ということのようだ。深層学習は産業ロボットの高度化や医療支援への応用が始まっているという。自分は囲碁でもコンピューターがヒトに勝ったと驚いているが、科学的な価値としてはほんの一例に過ぎないらしい。アンドロイドの出現も、もうそこまで来ているようだ。