ヨーカドーでの雑感

カミサンが重たい買い物があるので、車で運んでくれと言う。ゴルフの練習の帰り道にカミサンを拾うためヨーカドーに立ち寄った。まだ年末でもないのに駐車場が満車だ。結局200mを進むのに20分もかかり、やっと駐車場に辿り着いた。いつもと違い店内も混んでいた。謎は解けた。今日は8が付く日の特売日なのだ。5%OFFセールだという。この混雑を見て、消費増税が如何に消費を冷やすかを改めて実感した。丁度昼時なので食堂街に行ってみた。大戸屋に空席が見えたので、久し振りに入ることにした。何だか様子が違う。以前は若い女性客が多かった。しかし、周りを見回すとお年寄りばかりが目立つ。しかも一人者が多い。我が家は、鯖の塩焼きとカキフライを注文して料理が来るの待った。その間周りを観察してみた。隣の席は80歳過ぎのおじいさん。酎ハイを美味しそうに飲みながら味噌カツ煮定食を食べていた。その隣は間違いなく90歳過ぎのおばあさん。野菜の黒酢あんかけ定食を食べ始めた。仕草からして、とても平らげられそうに思えなかった。我が家の食事も終わり、ふと横を見るとお二人とも綺麗に完食していた。老人パワーの源泉を垣間見たような気持ちになった。大戸屋で一番感心したのは、ウエイトレスだ。接客はマイルドだが、後片付けはテキパキしている。体育会系のような躍動感がある。かと言って雑ではない。常に客に不都合はないかと感覚を研ぎ澄ましているように見える。相当従業員教育がしっかりしているのだろう。料理は美味いし高くもない。店内は綺麗だし従業員の躾けも行き届いている。大戸屋がいつも混んでいる理由が分かったような気がした。