shameless

ヒラリー・クリントンが習近平主席に対しツイッターで「shameless」と呟いた。実にスカッとする爽快な一言だと思う。習主席が国連本部で「女性サミット」を主催したことに対する強烈な呟きだ。ヒラリーは、中国では女性への迫害が行われている状況下で、習主席が女性の権利や教育支援策などを演説したことに我慢ならなかったようだ。「shameless」とは、恥知らずの、破廉恥な、ずうずうしい、という意味だから、一国のトップに対して言う言葉としては最高の侮蔑語といえるだろう。習主席は言う事とやる事のギャップが有り過ぎる、と言うよりは正反対。中国は少数民族を大切にすると言いながら弾圧する。覇権主義には進まないと言いながら南シナ海を制覇しようとしている。本来世界の首脳達は中国に対し自制をかける立場にある。ところがキャメロン首相やオランド大統領のように、中国経済の恩恵に肖りたくて、口をつぐむ者が殆んどだ。小学生ではあるまいし、少しでも悪口を言ったら遊んでくれないとでも思っているのだろうか。言うべきことは言うのが指導者としての資質だと思う。「shameless」という呟きで、世の中まだまだ捨てたものではないなと感じた次第。