携帯車内ルールの緩和

電車内での携帯電話使用ルールが見直されるようだ。車内放送では、しつこいくらい「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」とのアナウンスが繰り返されている。現行の総務省の規定は、携帯を心臓ペースメーカーなどの医療機器から15cm以上離すこととしている。総務省は今回の実験で殆んど誤動作しないことを確認し、日常生活で携帯を近づけても心配はいらないという見解を示し指針を改定した。それを受け東日本の鉄道各社は「混雑時のみ」に変更するようだ。もっとも関西では1年前から変更しているのだが。ルールが少しは緩和されたが、これでも過剰な規制のように思う。もし携帯がペースメーカーに電波障害を起こすのならば、真っ先にしなければならないことは、ペースメーカー装着者の携帯使用禁止だ。だからいつも車内放送を聞くたびに、ペースメーカーにかこつけて、携帯オフを促しているものだと思っていた。ただ今回のルール変更で良い事もある。ペースメーカー装着者が携帯の不安から免れることだ。これからは安心して電車に乗ることが出来るだろう。総務省は指針の改定を知らせる順番を間違えている。まずはペースメーカー装着者に携帯が問題ないことをお知らせし、それならば、車内ルールの変更もと進むのがスジというものだと思う。