美味しいパン、危険なパン

我が家の朝食はパン食が多い。パンの決まった銘柄は無い。パンの味は好みがあるので、口コミの良いパンが特に美味しいという訳ではない。極最近食べた食パンを美味しさ順に並べると、ドンクの食パン、ヤマザキの芳醇、ヨーカドーの金の食パン、ヤマザキのダブルソフトになる。ドンクは歯触りも味も良くこの中では飛び抜けている。ダブルソフトは口の中でベチョッとしてモゴモゴし食べたことを後悔した。最近になって、ヤマザキパンに問題が有ることを知った。製造工程で発がん性物質である臭素酸カリウムを使っているようだ。臭素酸カリウムを添加すると発酵時間が短くなる上、傷んだ質の悪いパン生地でもふっくらと焼き上がる効果があるとか。1980年まではどのパンメーカーも臭素酸カリウムを使っていたが、発がん性があることが分かり日本パン工業会は使用の自粛を取り決めた。ところが突如10年程前にヤマザキが使用を再開したようだ。ヤマザキは再開の理由を、高度な分析技術でも最終製品には残留しないことが確認されたためと言っている。しかし、最終製品に臭素酸カリウムが絶対残らないという保証は出来るのだろうか。製造工程で何らかのトラブルが生じれば残留する恐れは充分ある。ヤマザキは消費者をどう考えているのだろうか。是非社長のコメントを聴いてみたいものだと思う。