暗雲の特異日

今日は特異日のようだ。日経平均株価が昨日より1343円も上がり、21年ぶりの上げ幅を記録した。自分が株を始めたのは15年前頃だから、勿論初めての経験だ。中国経済の失速懸念で大幅に下がっていたが、中国当局が景気対策に乗り出すと伝わったことがきっかけになり市場心理が好転したようだ。しかし所詮大口投資家の空売りの買戻しだろうから、儲かるのはそちらの方ばかりで自分はお呼びでない。そう言えばバブルが弾けた時も乱高下が酷かった。いよいよその時が近づいて来たようだ。暗雲は株式市場だけではない。栃木県には大雨特別警報が発令された。大雨特別警報の発令要件は、50年に一度の大雨で、かつ県規模の広域で長時間降り続くこと。伊豆大島の土石流被害を思い出す。あのときは「大雨特別警報」は発令されず大きな被害が出た。伊豆大島だけでは県規模には当たらないので警報が発令されなかった。警報が発令されなかったこともあり、町長が大した用でもないのに出張し、指揮官不在で被害が拡大した。当時発令要件の見直しが言及されていたが、未だに改正は成されていない。50年に一度の大雨により1県が丸ごと被害に遭う訳ではない。被害はいつも局所的だ。気象庁は、天気予報を出すだけでなく、積極的に地域住民に分かり易い危険予報を出すべきだと思う。今日は自分が住んでいる市が土砂警戒情報と避難勧告を発令したのを初めて経験した。キリリと身が引き締まった。まさに特異日だった。