知多半島ドライブ旅行

初めて蒲郡を訪れた。名古屋と伊勢志摩と渥美半島には行ったことがあるが、知多半島には行ったことが無い。知多半島は伊勢湾と渥美湾の間に突き出た盲腸のような地形をしているし、これと言った名所があるとも聞いたことがない。なかなか行き難い場所でもある。そこで蒲郡に来たついでに知多半島を訪ねることにした。蒲郡でレンタカーを借りて半田市を抜け、知多半島の海岸沿いの国道247号に乗って半島をぐるっと1周してみた。半田の工業地帯を過ぎると、ぐっと人影が疎らになり道に殆んど人を見かけない。昼食は予めネットで調べておいた美浜町の魚太郎に寄った。田舎だから20人も入れば一杯になりそうな鄙びた店だと予想していた。ところがギッチョン予想は大外れ。数百台は入る大駐車場が満車状態で止める場所を探すのに苦労した。店の中は魚介売り場と食堂と浜焼きバーベキューがあり、どこも客でごった返していた。南知多町は海岸線が綺麗だ。潮干狩り場や海水浴場が数多くあるし、ヨットマリーナも点在している。名古屋の人達の避暑地的場所なのだろうことが容易に推測出来た。常滑のやきもの散歩道も良かった。常滑焼の窯元や遺構がコンパクトな一角にまとまり当時の風情を残していた。魚太郎でも羽豆岬でも常滑陶器会館でも、中国人の声が聞こえた。団体ではなく個人旅行で来ているようだ。最近日本の良さを訪ね歩く個人旅が、外国人に流行っていると聞く。それを知多半島で実感した。