偽・非・喜怒哀楽

デズニーキャラクターやガンダムなどの偽キャラが横行した中国で、今度はお笑い芸人アンジャッシュ作品のパクリが出たとか。日本の紅白歌合戦に当たる中国国営テレビの春節恒例番組で放送されたコントが、盗作ではないかという疑惑。アンジャッシュは勘違いシリーズを得意にしている。アンジャッシュ作品は、自宅を訪れた蕎麦屋の店員を娘の婚約者と勘違いして繰り広げるコント。それに対し、中国作品は古着の買い付けに自宅を訪れた店員を娘との結婚の申し込みに来たと勘違いするコント。まあどう見てもパクリには違いない。アンジャッシュ当人がどうコメントしたのかは知らないが、真似をされるほど成長した証としての有名税くらいに考えるべきだろうと思う。パクリをしても良いという訳ではないが、パクリは発展途上国の麻疹みたいなもので、一度は通る道だ。嘗ての日本も欧米のパクリが横行していた時代があった。目くじらを立てるほどの問題ではあるまい。アンジャッシュという芸名に興味が湧き調べてみた。喜怒哀楽Joy、Angry、Sad、Happyの頭文字のJASHをUN(否定)することから来ているようだ。アンジャッシュを漢字に変換すると非喜怒哀楽になる。お笑い芸人名としてはなかなか洒落た名付けだ。この芸名では例え酷いパクリでも、決して怒ることは出来ないだろうと思う。