建国記念の日に思う事

今日は建国記念の日。戦後、紀元節はGHQにより削除されたしまったが、法律が改正され1967年から国民の祝日である「建国記念の日」に復活した。趣旨は「建国をしのび国を愛する心を養う」と規定している。ところが国民の認知度は低いようだ。ある調査によると「建国の日って知っている?」という質問に対し、正解率が米国9割、中国10割だったのに対し日本は2割未満だったとか。自分にとっても正直言って、幸か不幸かその知っている2割以外の8割に属しているかもしれない。恥ずかしながら勉強してみると以下のことが分かった。「建国記念の日」とは昔の紀元節で神武天皇が紀元前660年に即位した日。昔流に言えば、今年は紀元2675年になる。建国記念とか紀元節と言うと、如何にも右翼的な感じがするかもしれないが、決してそうではない。日本文化とは何かを思い起こすのだ。更に「日本の歴史本当は何がすごいのか:田中英道:扶桑社文庫」の第三話「古墳時代ー神武天皇と日本の統治」を読んで、目から鱗が落ちるような気がした。この本では、文明の定義をしている。世界の四大文明は文字あってからこその文明だと言う。西洋の考古学では文字こそ証の必須だが、縄文時代の文明に文字は無い、言葉で伝えた。文字よりも実態である考古学的証拠を大切にしろと言う。この本を読んで、日本は世界初の文明発祥地であると思うようになった。更に間違いなく世界最後の文明保持国にも成りそうな気がしてきた。