町田、織田、黒田

全日本選手権で4位に入り、世界選手権の出場権を得た町田選手が突然引退を発表したことには驚かされた。町田選手は遅咲きでここ数年になってからGPで優勝するようになった上り坂の選手だ。だが当年24歳。フィギュアの選手生命は短い。頑張れてもあと数年だろう。トップ選手として活躍しているうちは良いが、その後の人生を如何に生きるかが問題だ。引退後は大学院でスポーツを学び指導者を目指すと言う。的確な決断だと思う。一方同じフィギュア選手でありながら、地に足が着いていないように見えるのが織田選手だ。持ち前の人の好さを売りにタレント業に鞍替えしたが、いつ飽きられるか分からない。糸の切れた風船のようにも見える。プロ野球でも驚かされたニュースがあった。黒田投手はMLBの21億円契約を蹴って、4億円の古巣広島に戻ってくるという。理由は広島への恩返しだと言う。まさに男気の世界だ。10年後くらいに、この3選手がどのような生き方をしているのか、見てみたいものだと思う。