国民直接投票の時代に

嘗て衆院選の比例代表投票用紙に「支持出来る政党がない」と記載し投票したことがある。政策で一致しそうな政党などは無いから自分は無党派に属するのかもしれない。現在有権者の4割近くは支持政党なしと答える無党派だ。無党派には政治に関心のないノンポリもいるが、多くは政治に関心の強い是々非々派だと思う。自分も是々非々派だ。ところが、既成の政党とはかけ離れた興味深い政党が北海道に現れたとのこと。その政党名は「支持政党なし」で、公約は「党としての政策なし」というから、全く人を食っている。この政党の活動計画は以下の通り。サイト上で法案ごとの賛否を募り、その賛否の多さによって議場での投票行動を決めるという。支持者の使者として議決権を行使するだけの機能しか持たないようだ。実行するには問題もありそうだがアイデアが面白い。新しいビジネスを成功させるためにはビジネスモデルの構築が大切だと言うが、この政党の方式は新しい政党モデルに大化けするかもしれない。少なくとも我々無党派の意見が反映される手段にはなりそうだ。ネットが国民直接投票の時代に導いているようにも見える。