日本サッカーの肝とは

アギーレ監督率いる新生ジャパンが面白い。発足2連敗の後のジャマイカとブラジル戦。ジャマイカ戦ではフル代表を揃えて攻めまくったが結果はオウンゴールの1点だけ。ブラジル戦では、何と5人も入替て2軍陣形で臨んだ。だが結果はネイマールの独り舞台で0-4の惨敗。だが新しい監督が新戦力を組織して望む試合だから、試合結果は大きな評価対象ではない。新監督の仕事とは、これまでのサムライブルーの財産を引き継ぎながら、かつそれを否定し、新風を吹き込まなければならないことを背負っているのは間違いない。これまでの4戦を振り返って、アギーレ・ジャパンをどう評価すべきなのだろうか。アギーレ監督になって初戦から3戦までは旧ジャパン陣形のままだった。これでいいのだろうか。そして4戦目のブラジル戦でメンバーをガラリと入れ替えた。更に本当にこれでいいのだろうかと疑問が浮かぶ。4戦を観て、これまでの3戦は何だったのだろうかと思う。日本人ならそう思う。だが、メキシコ人のアギーレであれば、どう考えたのだろうかと考える。日本人と違い外人は戦略的だ。目先も大事にはするが、それ以上にその先を見据えている。多分そして多分、アギーレ監督は「その先」を見据えているに違いないと思う。何故なら、日本人は石橋を渡ることは出来ないが、メキシコ人は石橋を壊しても渡る根性がある。それが肝だ。日本のサッカーの明日を期待したい。