土曜日の楽しみ

今日は土曜日。最近土曜日が来ることを楽しみにしている理由が2つある。一つはアルコール。現役時代はたとえ病気になっても絶対欠かさなかった晩酌だが、リタイヤと共に平日は飲まず週休4~5日に変えた。だから、お酒が飲める土日が来るのを楽しみにしている。もう一つの楽しみは、日経夕刊の「あすへの話題」というコラム。土曜日は作詞家の阿木燿子さんが執筆している。このコラムで阿木さんが書く対象は、極日常的で些細な出来事なので、内容が大きいとか深い訳ではない。一言で言うと、繊細なのだ。今日の話題は、加齢で転んだという内容。なんて事はない内容だ。自分も転びそうになったこと、転んだこと、色々経験はある。凄いの思うのはその文章力で、更に凄いと思うのは分析力と解決力。転ぶのは加齢の所為だが、転んだことを加齢の所為にする自分が悔しく癪だと言う。心情を表す的確な表現だ。今後転ばないために何をするかは書いていない。書いていないが何かをするのは間違いない。直接的な表現はしないが、行間で表現出来るところが文章の達人と言われる所以なのだろう。