ガイアの新しいルール作り

ロシアがクリミアを実効支配した。国際法上はロシアに難があるとはいえ、どちらかが一方的に悪いとは言えないのが民族紛争だ。クリミアの9割を占めるロシア人はロシアへの編入を歓迎している。民族的な観点から見れば、クリミアのロシア編入は良い方向に進んでいるとも見える。現在紛争地帯に住む人は、世界で23億人いる。紛争理由は兎も角、世界人口の3人に1人は戦禍に巻き込まれているのが現状。国とか宗教とかに関係なく、住んでいる人たちの要望こそが最優先されるべきことだと思う。例えばクルド人はトルコとイラクとイランに分割されて住んでいる。クルド人はクルド人だけの国が出来ることを望んでいる。スペインのバスクやカナダのケベック州も独立を望んでいる。今の国連は殆んど機能していないが、本来はこれらの問題の解決を主導すべき立場にいるはずだ。何も出来ないのならば国連を一旦解体し、拒否権などが存在しない新しいルールの世界紛争解決機関なるものを設立すべきだと思う。ガイアには紛争解決だけでなく全ての面で新しいルール作りが求められている。