ナレの良し悪し

関東平野は今年3度目の雪が降り、既に雪景色が見慣れたものになった。そして見慣れただけではなく、要領も良くなった。雪掻きは降り終った直後にやれば凍っていないので捗るコツを知った。我が家も近所も雪掻き用のシャベルを備えるようになった。雪が積もった時は安全の為敢えて外出はしないでじっと家の中で過ごす術を取得した。今朝も大雪だったが、南風が吹くとの予報で雪掻きをする人は殆んどいなかった。目論み通り何をしなくても、昼には道路が顔を出した。先を読むコツも覚えたのだ。ナレ畏るべし。人間ほど環境に順応する生き物はいないと言う。自然環境の変化に順応出来る能力は素晴らしいが、何から何まで順応すれば良いというものでもない。知らず知らずに身に付いていく悪いナレを思い切って断ち切る決断も時には必要だろう。自分にとって悪いナレとは何かと考えると、あれもこれもと有り過ぎる。今年はその内の一つくらいは断ち切る決断をしてみようかとは思うのだが。