故郷の女子駅伝大会

資金難で途切れていた全日本大学女子駅伝が再開された。今までは筑波や埼玉で行われていたが、今回からは世界遺産になった富士山麓が舞台だ。富士宮浅間神社をスタートに富士総合競技場までの43kmで争われる。フジテレビが録画中継していた。録画といえども食い入るように見いってしまった。何故なら、そこは嘗ての故郷だからだ。家族を引き連れて13年間、そして10年後の5年間の単身赴任生活を加えると計18年をもの長い間暮らした街だ。愛着がある。見慣れた風景が映し出される。あ、あそこだ、あの道だ、沿道には顔見知りの人はいないかと、駅伝以上に気になってしょうがない。勝負は実力通りに終始1位を守り抜いた立命館が優勝した。第二の故郷でテレビ中継されるような全日本クラスの競技が開催されることに嬉しさを感じる。たとえ郷土の選手でなくても、全ての選手を応援したくなるものだ。種類を問わず質の良いスポーツを全国の各地で開催することこそ、スポーツ振興のツボであるだろうことを体感した。