首相よりもおでんやのおかみ

日本では首相の言う事よりも、おでんやのおかみの方が筋が通っているようだ。首相のかみさんであるアッキーは、事ある毎に自宅で首相に対し正論を繰り広げているとのこと。福島原発事故を目の当たりにして原発輸出は止めてと言い、消費増税は庶民を苦しめるから止めてと言い、一度も開かれない日韓首脳会議を横目で見ながら日韓民間交流を推進し、国が推進する東北の馬鹿げた防潮堤建設について、地元住民の反対の声も聴いて再考しろと迫る。野党の党首よりもよっぽど実務的で効果も大きそうだ。家庭内野党党首と言える。腰の定まらない維新もみんなも民主も、アッキーを奉れば野党連合も夢ではなさそうだ。いま国会では秘密保護法案で揉めている。安倍は充分審議を尽くしますとは言っているが、6日には可決する心積もりの二枚舌だ。このことは誰でも承知だが、もしアッキーが安倍は二枚舌だと言えば、法案成立が延びることは間違いない。つまり野党党首はおでんやのおかみより劣るぐうたら野郎ということだろう。ぐうたらには如何なるものの流れを変えることは出来ない。ここにも日本の悲劇がある。