アイソン彗星と太陽

今日の早朝にアイソン彗星が太陽に最も接近し、12月上旬にはより一層輝き肉眼でも見えるかもしれないと推測されていた。ところが太陽通過と共に消えてしまった。NASAは太陽の高熱で蒸発してしまったようだと言い、米海軍研究試験所は生き延びたようだと言っている。あと数日すると白黒が決着するらしい。より輝いても消えてしまってもアイソン彗星は雄大な宇宙のスペクタクルだ。ところが肝心の太陽が異変をきたしているらしい。今年は太陽の11年周期の極大期にあたり、活動が活発になる年なのだが元気がない。太陽の元気のバロメーターである黒点の数が異常に少ないとのこと。この現象は17世紀とよく似ていて、地球が寒冷化しロンドンのテムズ川ではアイススケートが出来るほど気温が下がったようだ。地球環境学者は温暖化防止を叫んでいるが、地球にとっては寒冷化の方がダメージが大きい。寒冷化すれば作物は育たず飢饉が人間を襲うことは間違いない。だが温暖化も寒冷化も人間がコントロール出来るものではない。暑さ寒さも天の思し召すままだ。人間はアイソンの轍を踏まないよう出来る限りの対策をうつしかない立場に置かれている。