県知事が決断する時

沖縄出身の自民党議員5名が、反対を固持していた辺野古移設を容認した。石破幹事長が強引に容認変更へと捻じ曲げた感はあるが、一歩前進かもしれない。議員たちは「県外移設の主張は曲げないが、県民の安全性を考え普天間の固定化は避けるべきだとの結論に達した」と言っている。勿論誰が考えても県外移設がベストだ。だが手を挙げる県はない。辺野古に移設すると自然豊かな海岸が破壊される。環境保全の面から見て好ましいことではない。普天間は基地周辺に人家が密集している。いつも危険と隣り合わせで早期の閉鎖が必要だ。県外もダメ、辺野古もダメと拘っていると、普天間の固定化は目に見えている。さていかに決断するか。自然破壊は忍びないが普天間住民の安全性を優先して辺野古に移すと結論するのが最善だろう。5名の議員たちは祈祷念仏の世界からやっと現実に生還したようだ。普天間の住民はほっとしているに違いない。ニュースによると、辺野古の住民は移設に反対していないとのこと。猛烈に反対運動をしているのは県外から来たテント村の人達だけで、地元住民とのトラブルもあるようだ。もう県知事も沖縄の為に充分頑張ったと思う。さあ決断の時だ。