除染を阻む環境大臣

福島県の3大都市と言えば、福島市、郡山市、いわき市だが、大きな共通点がある。今年の市長選で現役の自民系候補者が全て新人に敗れ去ったのだ。敗因は遅々として進まぬ除染や原発事故処理にあることは間違いない。何故除染は進まないのだろうか。放射能汚染対策を期待されて環境大臣になった石原は何をしているのだろうか。調べてみると簡単に答えが見つかった。環境大臣が除染に後ろ向きなのだ。石原は「除染は民主の細野元環境大臣が手を付けた仕事だから俺はやらない」と公然と暴言を吐いていたのだ。環境省がいま省をあげて全力で取り組まなければならない課題は、除染だ。最優先すべき国民的課題を前に、自分の得点にならないからやらないなどと主張し足を引っ張る大臣などいない方が良い。除染停滞の元凶は石原にあるが、それを放置する安倍も同罪といえる。