東京の次の開催地は

オリンピック開催地は、オリンピック憲章により開催の7年前に決定することになっている。その2年前に立候補を受け付け、1年前に書類審査の1次選考で正式に立候補都市が決まる。今回の2020年開催地決定のプロセスを振り返ると、まず20都市程度が立候補の意欲を示していたが実際には6都市が立候補申請をした。2012年の1次選考でバクー、ドーハ、ローマが落とされ、最終選考でイスタンブールとマドリードが落選した。開催が決定した東京にとっては、これからの7年は今まで以上の大仕事になる。オリンピックを招致するには何と10年以上の努力が必要なのだ。大変なエネルギーだ。まさに一仕事と言える。東京の次となる2024年の開催地は憲章通り2015年立候補受け付けから始まることになる。既に20都市が立候補を検討しているようだ。パリ、ベルリン、ローマ、ミラノ、サンクトペテルブルグ、トロント、ボストン、ダラス、ロサンジェルス、フィラデルフィア、ワシントンDC等々華やかだ。このメンバーを見ると強敵揃いで、今回の2020年は狭間であったのかもしれない。決まったからには成功を願うしかあるまい。