ヨーカ堂の凋落

ヨーカ堂の野菜の質の低下が酷いと、カミサンが嘆いている。確かにこの1年で随分変わったように感じる。ヨーカ堂では今大改革が進行中だ。営業利益がたったの7億円しかない。そこで正社員を半減させパート比率を全従業員の9割にして、人件費を100億円削減する計画とのこと。今後はパートの従業員に売り場のレイアウトから商品の発注まで全部任せることになるらしい。スーパーの仕入れには絶対目利きが必要のはずだ。現在でも質の低下が甚だしいのに素人に替えればどうなるかは火を見るよりも明らかだ。野菜の質が悪いスーパーなどに客が集まる訳がない。我が家は既にヨーカ堂では買わないことにした。流通王と言われた鈴木会長は一体何を考えているのだろうか。ヨーカ堂を潰す腹積もりなのか、現場に疎い裸の王様になってしまったのか、はたまた単に焼きが回ってしまったのか、の何れかだろう。良いものを安く売るスーパーの原則を忘れてしまった経営者に、スーパーの経営を立ち直させることは不可能に近い。