シェアハウスの大2病患者

超短編小説シェアハウスシリーズの第3話を書いて投稿した。主人公はシェアハウスで暮らす若者たち。66歳の自分が二十歳の女子学生になった積りで書いている。普段顔を合わせる女性と言えば、義母の88歳を先頭に精々50歳までだ。年に数回子供たちが嫁さんと孫を連れて遊びに来るが、それでも30歳代でそれより下はいない。二十歳の女学生が実際にどのような生活をしているのかは知る由もないが、自分なりに想像して人物像を作り上げる作業は楽しいものだ。今回は大2病をテーマにして「シェアハウスの大2病患者」という題で超短編小説会に投稿した。大2病とは、中2病と同根で大人になる前に無理やり背伸びして大人の振りをする一種の病気だ。症状が軽ければ「鼻持ちならない嫌味な奴」程度で済むが、重症になるとサブカルチャーに走りオタクの世界に引きこもってしまう。大学も2年生になると、学生生活にも慣れ就職のプレッシャーもまだなく、余裕が出来ると罹り易くなる病気らしい。小説を書かなければ、大2病など目にも留まらなかったはずだ。視野は広がりつつある。