鳩山、菅、野田の竹島対応

ロ韓中が申し合わせたように日本の領有権問題に迫ってきた一因は、民主の外交軽視と外交無知にあるようだ。しかし竹島の対応を見ていると、首相が鳩山でもなく菅でもなく野田であったことが幸いだと思う。もしもの話だが、もし鳩山であったらどうなっていただろうか。竹島の不法占拠は1953年に始まり、当時の吉田首相はすぐに国際司法裁判所への付託を提案したが韓国が拒否。その後鳩山一郎が首相になったが、この時強硬な姿勢で韓国と争わず決着させなかったことがその後の50年もの韓国占拠を生ませてしまったと言える。今もし鳩山由紀夫が現首相だったら、友愛と称して竹島を韓国に献上すると言い出していたかもしれない。もし菅であったらどうなっていただろうか。イラ菅であれば、即思いつく限りの経済制裁を実行し、ひょっとすると自身で竹島にまで乗り込んで、韓国との関係は最早修復不可能な事態になっていたかもしれない。野田は法と正義に基づいて平和的、外交的に問題解決を目指すと言っている。首相として言うべきことは言う。世界に日本の状況を発信して理解を得る努力をする。あくまで紳士的に品位を保ち対応する。出来る限りの対抗処置を考え、韓国に思い知らしめる。状況により毅然として対策を実行する。今後の野田にはこのようなことを期待したい。これは首相マターだ、丸投げは決して許されない。