尖閣諸島:都知事vs都議会

石原都知事の尖閣諸島購入発言で瞬く間もなく6億円の寄付が集まったが、肝心の都議会主要会派の方針が定まらない状況が続いている。尖閣諸島の領土権は国際的に日本のものと認められている。しかし現所有者は民間人で日本領土であることに信念を持って維持しているが、日本政府との過去の柵から政府買い上げには猛烈に反対している。このような状況下で石原都知事が、買い取り交渉の席に着けたことは都知事の功績だ。都知事は都の枠を超え、議会は都というコップの中の嵐を使命と思っている。どちらも異常。しかし本来国が為すべきことを為さない状況なので、都知事がしゃしゃり出てスーパー特権を振りかざすことには一理ある。一方都議会議員の態度は言うに堪えない。蛸壷の中でじゃれあいながら互いの足を食っているようなものだ。都議会議員の行動からは何も生まれない、ただ時間が過ぎて行くだけだ。公約した選挙で選ばれたのだから公約の範囲でしか活動しない、と考えるのはガキだ。自分が本来やるべきことを、しっかりオーダリングして、小さな枠に囚われず活動していくのが人間だ。今の都議会議員は人間失格に違いない。