金環日食と消費者庁

5月21日午前7時半前後、日本で900年ぶりに金環日食という天体ショーを見ることが出来そうだ。金環日食は世界のどこかで平均年に1回ほど起きているが、観測出来る地域は限られる。今回のように日本の本州で起きるのは129年ぶりで、しかも広い地域で部分日食が起きるのは900年ぶりとなり次回は300年後という。人生80年だから見る価値は充分ある。ところが気になることがある。普段は何も出来ない消費者庁が、金環日食の観察用メガネについて異常と思われる過剰な警告をしている。消費者庁は「適切な商品を使わないと目を痛めたり、視力が低下する害がある。室内の蛍光灯を見て形がはっきりと見えるものはダメ」と言う。しかし昔自分が子供の頃は何回か日食があったがその頃は、先生が曇りガラスを割ってローソクの煤を塗りなさいと指導した。その通りにして日食を楽しみ今でも問題は発生していないことが事実だ。ということは消費者庁は魔女狩りを恐れているに過ぎないと考えるのが妥当だろう。裏返せばオカミの規制そのものがオーバーシュートし日本を崩していると言える。規制撤廃こそが日本復活の道であることは間違いなさそうだ。小さい政府賛成、規制撤廃賛成。