国民と日本経済の敵

菅は6日唐突に方針を変換し、原子力発電所の再稼働に向けた新たなルールを策定する考えを打ち出した。前日までは原発の安全は確認済みとして玄海原発の再稼働を推進していたが、新ルール導入により国内の原発はほとんど停止することになる。問題は政府方針の一貫性のなさだ。本来は原発事故後直ちに全原発の安全確認ルールを作成し、原発を稼働させながら順次安全確認を行うべきだった。それなのに簡単な津波・地震対策の取り組みの確認で安易に安全宣言を行い、国の責任で原発稼働させようとしたが地元の反対で立ち往生。国民への迷惑、日本経済へのマイナスも考慮せずに、思いつきで方針転換。日本全体を見渡すことの出来ない菅は完全に首相失格だ。また電力の供給をより不安定にした海江田も大臣失格だ。両名とも即辞表を提出すべきだ。百歩譲って今から新ルールを検討するとしても、順次安全確認が出来るようまずは計画を策定し、その間は原発を稼働すべきだ。全原発を停止させるほどの危機は迫っていない。自身の延命のために国民を犠牲にしたり日本経済を混乱に陥れてはならない。