災害対策の司令塔

政府が災害対策の足を引っ張っている。現地にノコノコ出かけようとして諭された首相、東電の技術者を官邸に呼び寄せ原発対策を邪魔する首相、東電の報告を鵜呑みに垂流し報告する枝野官房長官、無計画な停電を能天気に許可した海江田大臣等々数えあげたらきりがない。大災害時、政府のなすべきことは決まっている。まずは災害の実態把握と最悪状態を想定した大枠の災害対策作りだ。被災者の救命援助の体制作り、原発の最悪事態の想定と体制作り(東電以外の原発専門家および他社の協力体制作り)、国民生活日本経済の混乱を最小化する火力も含めた電力計画作成、海外への協力要請の検討等の基本計画だ。それを即実施し、実施状況を国民へ報告。更に抜本的な復興戦略と財源対策が急務となる。これらは全て、国内の各省庁、各県市町村、企業および海外との調整依頼が必要で、政府が主体的に動かないとうまく機能しない。首相の緊急時権限の発動も必要だ。それが機能せず国民の不安不満が鬱積している。政府には司令塔たる人材が必要だ。