原子力工学

福島原発2号機が危ない。燃料棒全露出が2回あった。メルトダウンの恐れがある。原子力工学は、40年ほど前には花形分野で優秀な人材が集まっていた。しかしその後原発嫌いの風潮となり、人材は金融、ITに流れてしまった。最近地球環境の観点から原発が見直され始めてはいるが人材は少ない。昨夜の東電の会見は、優秀な人材がいないことを立証していた。最悪の事態寸前という状況にありながら、東電社員には全く危機意識が見られず記者の質問にも十分な回答ができなかった。東電は社長も社長なら、社員も社員である。今日政府と東電の統合連絡本部が設置された。本部長菅首相、副本部長海江田大臣及び清水東電社長。素人船頭多くして船山に登るかもしれない。時代の流れから見ても、国として原子力工学の高度な専門家を本格的に育成する必要がある。