21日 8月 2019
G7も終焉を迎えそうな気配だ。例年発表される首脳宣言の採択が見送られる方向で決まったようだ。主要国首脳が議論しても、その結果が公表されなければ、存在意義は無い。単なる横町の年寄りの無駄話とかわらない。自由貿易や気候変動対策で欧・米が対立している。対立しているから議論をする。でも議論したからといって必ずしも意見が一致するとは限らない。しかし、どのように一致しないかを公表することには意味がある。だから、これこれで一致しなかったと宣言すべきものである。この意見の不一致を元に、更なる議論が展開されるようになるからだ。一方でトランプがG7にロシアを呼び戻すよう提案したが、独英が時期尚早だと即座にその提案を一蹴した。トランプがG8に戻そうとする狙いは何なのだろう。自由貿易、イラン情勢、環境、難民問題などについて議論を深めるためではないことは明らかだ。米大統領選時のロシアによる援護に対して借りを返すためと考えると妙に納得する。G7は、最早各国のエゴの塊の場と化し、世界を導く役割を放棄している。
20日 8月 2019
東京五輪が1年後に迫り、テレビでは五輪ムードが盛り上がりつつある。特に、以前はパラリンピックはオリンピックの付け足しとして位置づけされていたが、最近はパラリンピックも定位置を得つつあるのが特徴だと感じる。生活が豊かになり、文化が向上した証とも言えそうだ。ところが、更にその上をいく動きも現れつつあるようだ。フランスの獣医で障がい者アスリートのステファン・ウデが提唱し始めた。バイクで左足が動かなくなった。30歳で障がい者ゴルフを始め、数々の大会で優勝。その後車いすテニスに転向し、北京パラリンピック男子Wで金メダルを獲得。その彼が、健常者のオリンピック大会にも車いすテニス部門を新設し、全ての人のスポーツにしたいと言い出した。そうすれば、障がい者もオリンピックのメダルをとれるという夢が生まれる。スポーツの世界が変わるだろう、と言う。健常者と障がい者が融合したオリンピックが生まれるかもしれない。そろそろオリンピックは商業主義を脱し、新生五輪を目指すべきだと思う。
19日 8月 2019
日経夕刊のトップは「日焼け止め規制じわり」との記事。世界のビーチリゾートで日焼け止めの販売や使用を規制する動きが広がっているという。日焼け止めに使われる化学物質がサンゴ礁の成長に有害との指摘が出ているためだ。米国やパラオなどは2020~21年から制限するという。その化学物質とは、オキシベンゾン、オクチノキサート。如何にも悪そうな物質名だ。だが、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフを有する豪州では制限しないという。何故か。研究論文に対する信憑性だ。研究方法が極めて限定的で実態を現しているかが怪しいという。でもこの種のことは、極めて理解し易い。サンゴの成長には、澄んだ海での日光が必須。日焼け止め物質が海中に浮遊すれば、日光が遮られると考えるのが常識。だから、日焼け止め物質は悪いということになる。豪州はその常識に科学的事実を求めたということだと思う。真実は分からない。これから実証される。でも連想する。日本のダイオキシン事件だ。モルモットだけが異常に反応し、その事実を持って、日本は稚拙にダイオキシンを規制した。当時、海岸を清掃し流木などを燃やすキャンプファイヤーが流行っていた。でも物を燃やすという行為全てが規制された。楽しみのキャンプファイヤーも無くなった。とても似ている。日焼けによるヒトの皮膚ガンを防止するのか、サンゴの日焼け防止を優先するのか、は早急に決着をつけるべきだと思う。
18日 8月 2019
常磐道のあおり運転殴打事件の容疑者がやっと大阪で捕まった。ここ数日テレビはどこのチャンネルでもあおり運転一色だ。あおり運転は時々あるが、この事件は極めて異常だ。通常あおり運転は程度の差はあれ腹いせ参りの一過性であることが多い。でも、この容疑者はあおり運転のオンパレード。いつでも何処でもあおり運転状態。使用している車は、BMWなどの試乗車。しかも、返却せずに長期間乗り回しているという。最早これはあおり運転という社会的な範疇の問題では無い。一種の異常者による犯罪行為と言える。テレビから見れば美味しいネタなのだろう。だが、これを持って、あおり運転を特集するテレビも異常だと思う。もし、しつこく取り上げるのであれば、焦点はあおり運転にではなく、精神異常に絞るべきだと思う。その方が、真相が探れるし、同様な事件の防止にもなると思う。つまらないことだが、この一連の報道で、我が家の車にもドラコレが必要だと思うに至った次第。ムムッ。ひょっとすると、テレビはドラコレ業界の回し者かもしれない。
17日 8月 2019
地球の磁極が益々速く移動しているという。地球の内部は液体の外核と固体の内核に分かれている。外核では液体のニッケルと鉄が対流しており、その鉄が磁場を形成する元と言われている。そのため地球全体がN極とS極を持つ一つの磁石にようになっている。スケールが大きすぎて磁極が少し動こうが、生活には何の影響も無いような気がする。ところが磁極がGPSなどの位置情報システムのベースになり、スマホだけでなく、軍のナビゲーションシステムや民間飛行運航で使われている。少し狂えば大変な事になる。だから騒いでいる。磁場は太陽放射を遮る役割を果たしている。もし、地球の磁場が無くなってしまったらどうなるのだろう。太陽風により、地球上の水も空気も吹き飛ばされてしまうという。そう考えると、地球に生物が存在すること自体が奇蹟だということに気付く。そして「地球は一つの生命体である」というガイア思想が身近に感じてくる。
16日 8月 2019
リクルートキャリアのリクナビ「内定辞退率」が袋叩きに遭っているとのこと。リクナビを無償で利用した学生を対象に、過去に辞退経験のある登録学生の企業閲覧履歴からAIが内定辞退率を評価して、予測したデータを顧客企業に売り飛ばしていたという騒動だ。対象は8千人で大手38社に販売したという。主な非難は、就活生に不利になる行為だから許せないとか、就活生と直接面接で評価しない企業が許せないとか、データを二次活用して商売にする行為が許せないとか、AIが判断すること自体が許せないとか、色々だ。でも、自分はそれほど怒るべきことなのだろうかと思う。今やAIは時代の寵児だ。中国ではAIが個人信用度を点数評価し、銀行の信用度も結婚相手もそれで瞬時に決まってしまうという世の中だ。それに較べれば日本の内定辞退率など可愛いものだ。リクナビに落ち度があるとすれば、就活生本人にデータの利用の可能性を伝えていなかっただけ。今や、スマホでもパソコンでも閲覧履歴は本人の知らないとことで使われているというのが常識だ。社会に出る前の良い経験だ。現代の格言は「タダで使えると思うな、心せよ」
15日 8月 2019
インドネシアのジョコ大統領が、首都をカリマンタン島に移転させると表明した。賢い選択だと思う。インドネシアの現首都は3千万人が暮らすジャカルタ。交通渋滞による経済損失も問題になっているが、最大の問題は地盤沈下による洪水対策だ。ジャカルタは年に20cmも地盤沈下している。更に温暖化で海水面も上昇している。試算によると2050年までにジャカルタの3分の1は水没する恐れがあるという。このため4.5兆円もかけて巨大堤防を建設することになっている。でも、地盤沈下の原因は住民の飲料水確保のための地下水の汲み上げ。しかし他に飲料水を確保する術が無い。汲み上げが続けば巨大堤防も沈下してしまうのは目に見えている。そこでカリマンタン島への遷都を決断したようだ。その道のりは険しいと思うが、国のリーダーとして国を思う心が伝わってくる。日本にも、抜本的な施策を打てるリーダーが生まれると良いのだが。
14日 8月 2019
DIAMONDonlineのアクセスランキング1位が「全国一律の最低賃金が実現すると地方を滅ぼす理由」だ。著者は塚崎久留米大教授。自民党も厚労省も最低賃金を全国一律にする案を検討し始めたとのニュースがあるから、保守的な立場でその動きを妨害する腹づもりなのだろう。著者は「最低賃金は労働力の需要と供給が一致する均衡賃金にすべき」と主張する。最低賃金が均衡賃金より高ければ失業が生じ、低ければ労働力不足になる。全国一律になれば、地方から企業が逃げ出し、若者も大都市へ移動し、地方が滅んでしまう。だから賃金格差があった方が良い、と言う。この著者の主張は、現状を維持しろと言うだけで、最低賃金の位置づけの観点が欠落している。クソの役にも立たない論文と言える。最低賃金の全国一律化は東京一極集中を解消するための有力な対策だ。全国一律になれば、若者は地方に定着するしUターンも増える。但し、企業はその賃金に見合った生産性の高い仕事を供給する必要が出てくる。でも、この生産性を上げることこそ、少子高齢化によるGDP減少を食い止めるキーになる。DIAMONDonlineは日本の将来をミスリードしようとでも思っているのだろうか。
13日 8月 2019
先日小学5年生の孫が、一人で我が家へ遊びに来た。本が好きだと書斎の書棚を眺めている。偶々子供向けの本が1冊あった。ポプラポケット文庫の「透明人間」だ。この本は、昨年星新一賞の応募作品を作る参考資料として購入したものだ。応募作品が「Invisible...
12日 8月 2019
弱冠20歳、昨年プロ合格したばかりの渋野選手が、全英女子OPを制したのは誰も予想しなかった歴史的快挙であることは間違いない。凄いと思う。でも、もっと凄いのは競技中のあの笑顔だ。プロゴルファーの革命的な所作と言える。今までプロゴルファーが試合中に笑顔を見せることなど無かった。寧ろ求道者の如く無表情で冷静さを装った仕草こそがプロゴルファーだった。だが、一見真剣さを感じさせるものの、反面ギャラリーとの溝を深くさせていた。渋野選手はその溝を埋めてしまった。そしてゴルフの楽しさを伝えていた。バーディーを取ればニッコリと、ホール間の移動ではハイタッチ。ギャラリーを味方につけたし、喜ばした。でも、いざスイングする時は、スパッと気持ちを切り替えていた。今後のプロゴルフは、如何に自分自身がゴルフを楽しみ、そしてギャラリーを楽しませるかがポイントになるのだろう。フジテレビで北海道 meiji カップがLIVE中継された。ところが、内容は渋野選手の録画のオンパレード。他の選手を見たい人はがっかりしたに違いない。渋野選手はテレビのディレクターまでも壊してしまったようだ。革命の衝撃とはこういうものなのかもしれない。

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