19日 3月 2019
ピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕された。主役ではないが存在感のある名脇役だったから、出演頻度が高い。契約違約金として数十億円が見積もられている。ピエールは逮捕後、20代からコカインや大麻をやっていたとゲロしている。後になって思えば、ピエールの役柄は自信満々でテンションが高かったものが多い。テンションの高さが役者としての存在感を表していたとも言えそうだ。言葉を言い換えると、コカインが役者を創っていたのかもしれない。現在放映中の番組は、代役を立てて撮り直すという。過去に出演した映画や番組も放送禁止になるという。魔女狩りに似ている。被害は甚大だが、正しい選択なのだろうか。問題は逮捕以前に撮り終えた作品の扱いだ。作品とピエールの逮捕とは全く関係が無い。放映を自粛するのは、主催者が非難されることを恐れるからなのだろう。ピエール事件以前は、放映取りやめが業界の暗黙のルールだった。ところが、風が変わりつつある。ピエールが出演するシン・ゴジラも麻雀放浪記も放映するという。日本の慣習が変わりそうだ。コカインだけに疫病神かもしれないが、真面な常識が正常に動き出したように思う。
18日 3月 2019
フランスの黄色いベスト運動が暴徒化しシャンゼリゼ通りの店舗が放火や略奪の被害に遭っているとのこと。ジャン・ギャバンらの顧客で有名な「フーケッツ」も放火された。「フーケッツ」というと思い出がある。会社を退職した時、子供たちが「海外旅行でもしたら」と餞別をくれた。そして8日間のヨーロッパ・パック旅行をすることになった。フリーの日「フーケッツ」でディナーをした。まずはワインを注文。最初の一杯目は給仕が注いでくれたが、その後はなかなか来ない。仕方なくカミサンに注いでもらうと給仕が青い顔をしてスッ飛んで来た。日本では女性に注いでもらうのが当たり前だが、さすがにパリでは異常なようだ。初めて西欧のレディファースト精神を実感した。カミサンは鱒のムニエルを食べたが食中りした。帰り道で症状が重くなった。仕方なく途中の喫茶店に入りカミサンの回復を待った。どうにかこうにかホテルに辿り着いた。今でもパリと言えば「フーケッツ」を思い出す。それ以来カミサンが外で鱒料理を注文することは無くなった。カミサンは燃えるフーケッツのテレビ画面を凝視した。きっと鱒の苦い記憶が呼び起こされたに違いない。
17日 3月 2019
東京福祉大学が研究生として受け入れた留学生2,600人のうち700人が所在不明になっているとのニュース。同大が2016年度から学部生ではない研究生を受け入れ始め、今年度の研究生は何と全体の約65%を占めているという。その殆どが日本語学校を出たが進学出来ず、やむなく研究生になった者だという。研究生の目的は勉学ではなくアルバイトだ。1年間の学費80万円を払えば日本で働いて稼げるからだ。だが、管理が行き届かない外国人研究生は不法就労の温床になりかねない。一方同大の学費収入は3年で約12億円増加しぼろ儲けだ。留学生の労働は不法就労の温床になり易い。外国では留学生の就労は禁止されているが、日本ではフリーだ。ましてや、正規の学部生ではなく、学部生にもなれない研究生が増殖すれば犯罪に結びつく恐れもある。問題の本質は入管法にある。昨秋の改正時に留学生の就労を禁止する条項を入れるべきだった。今回の研究生は、その留学生の想定枠をも超えている。犯罪に近い行為と言える。文科省は東京福祉大学を厳しく処分すべきだと思う。
16日 3月 2019
セブン・イレブンが迷走している。人手不足のため短縮営業を始めた加盟店オーナーに対し、違約金や契約解除を求めたが撤回した。コンビニに限らずサービス業は人手不足が慢性化している。特にコンビニの人手不足は極致にある。それを補うためオーナー自身が穴を埋めているのが実態だ。こんな話を10数年前に友人から聞いた。コンビニ・オーナーこそが最も過酷な労働を強いられ地獄を味わっていると言っても言い過ぎではない。今回、セブン・イレブンは、まず24時間営業するとの契約書を盾にした。でも無理がある。一方でコンビニ業界自体が時短営業の試験中だ。セブン・イレブン自体が、24時間営業には無理があると判断しているからだ。そのセブン・イレブンが時短の加盟店に対し、契約違反を訴えるなど本末転倒と言える。だからこそセブン・イレブンがするべきことは明かだ。まず、セブン・イレブン本体が人手供給の主体になることだ。更に、人手不要のシステムを創り供給することだ。それが出来ないのであれば、もめ事は続く。かくしてセブン・イレブンは日本一のブラック企業に成り下がることになるはずだ。
15日 3月 2019
竹田JOC会長の任期延長画策が一転して退任不可避の状況になったとのこと。理由は東京五輪招致に関する賄賂疑惑。フランス当局が捜査中なので、身柄拘束を警戒してスイス出張を取りやめたのだから現実味を帯びてきた。竹田は2001年から18年間も会長職に就いている。決して実力で得たものではなく、旧皇族出身なので「お飾り」的存在と言われている。果たして「お飾り」が自ら罪を犯してまで賄賂を贈るような決断をするだろうか。極めて不自然だ。影の実力者がいて、電通が実行し、竹田はいざという時のスケープゴートと考えるとスッキリ見える。竹田は退任後逮捕されるかもしれない。その時竹田は全てを洗い浚いぶちまけるべきだと思う。JOC組織を浄化するチャンスでもある。スキャンダルが広がれば東京五輪の辞退に発展するかもしれない。18年間も「お飾り」を務めてきたのだから、最後の最後に大仕事をやるべきだと思う。
14日 3月 2019
今年の春闘は労使ともベアへの拘りが薄れているという。景気が縮む局面に入り官製春闘が腰折れしているからだ。安倍首相が経団連に賃上げを頼んでも、安倍政権がこの国の将来像を描けないから、経営者は不安に思う。だから賃上げは進まない。ところが、少子高齢化の日本を将来輝くものに導き得る本がある。今ベストセラーとなっている「日本人の勝算:デービッド・アトキンソン:東洋経済」だ。この著者は「少子高齢化でパラダイムが変わったから、これまでの方法は通用しない。日本がGDP世界3位なのは人口が多いから。一人当たりのGDP(労働者の生産性)は29位と低い。一方人材の質は4位と高い。今後は労働者の生産性を上げる必要がある。そのためには計画的に最低賃金を上げる政策をとることが必要。そのための政治主導が欠かせない。経営者に任せておくと益々デフレスパイラルに落ち込み貧困国になってしまうから」と主張している。更に再教育の必要性を説いているが、経営者や政治家が最も勉強しないのが日本の大問題と言っている。この本は全ての日本人が読むべきものだと思う。次なる日本のリーダーにとってのバイブルとも言える。ニューリーダーの出現を切に願いたい。
13日 3月 2019
昨年の全日本選手権で優勝し復活した伊調馨選手が相変わらずパワハラを受けているようだ。4月のアジア選手権に伊調チームが要望した田南部コーチの帯同が認められなかった。五輪目前に伊調選手は独りで戦うことになる。アマレス協会はシステム上簡単に田南部コーチに委嘱状を出せないという。だが、協会は伊調問題で栄コーチを辞任させたが、あの「伊調は選手なんですか?」発言をした谷岡副会長を温存している。谷岡の逆襲と見るべきだろう。一方体操協会はあの宮川選手に、反省文を要求したという。塚原夫妻のパワハラは明かだった。でも、ナンチャッテ第三者委員会がパワハラは無かったと結論した。第三者委員会の調査が塚原周辺に偏っていたことは既成の事実だ。パワハラの塚原夫妻は健在で再び猛威を振るい始めた。スポーツ協会の体質を健全化させるのは鈴木大地スポーツ庁長官の仕事なのだが、寝ているのだろうか、それとも寝たふりをしているのだろうか。
12日 3月 2019
メイ首相の修正EU離脱案も大差で否決された。明日「合意なき離脱」の賛否が問われ、否決されれば翌日に「離脱延期」の賛否となる。「合意なき離脱」は否決され「離脱延期」が可決されるのは目に見えている。そして、メイ首相も辞任することになるだろう。しかし、離脱を延期したからといって「合意ある離脱」が出来る当ては無い。EUとの交渉権は首相から議会に移るが、議会は百家争鳴し益々混乱するに違いない。行き着く先は再国民投票になるのだろう。誰でも自分の意見が言えるのが民主主義の良い点だが、自分の意見に固持出来るのも時には欠点となる。物事を多数決で決めるのも民主主義の良い点だが、賛否が僅差の場合はわだかまりが残り易い。極めて大事な事を決める時は、過半数という多数決が元凶になる。英国にとってEU離脱は極めて重要な決断だ。本来であれば、国民投票の賛否は3分の2で問うべきだったと思う。英国のEU離脱騒動は、民主主義の先進国が民主主義の原理に苦しめられているように映る。
11日 3月 2019
政府が東日本大震災の追悼式を開催し、式典実行委員長の安倍首相が式辞を述べた。大まかな内容は次の通り。「震災から8年がたち、被災地の復興は着実に前進している。地震・津波被災地域は今年度末で完了する。未だに仮設住宅での避難生活を強いられている1万4千人にも切れ目のない支援を行う。原子力災害被災地域も、今後帰還に向けた支援をする。災害に強い国創りのため沿岸をコンクリートで固める国土強靱化を進めていく。わが国が有する防災の知見や技術をもって国際貢献をしていく。」安倍の心の中では東日本大震災は既に過去のものになってしまっているようだ。復興庁は2021年3月に廃止されると決まっている。その先は未定だ。しかし、現実には未だに5万2千人が避難しており、福島では原発事故のため3万2千人が県外に避難中だ。原発の廃炉計画はお先真っ暗だし、放射能汚染地域の除染の見通しも立っていない。政府のなすべき順番が間違っていると思う。まずは被災者の救済だ。5万2千人が故郷に戻れるための方策に万全を期すことだ。除染困難な地域を明確にし、住民にはそれなりの対応を取るべきだ。廃炉は国家プロジェクトとして精力的に取り組むべきだ。強靱化計画は自然を壊すし税金の無駄遣いだから止めた方が良い。寧ろ防災研究に力を注ぐべきだ。官僚の作った文言を読むだけでは、被災者の鎮魂に役に立ちそうもない。
10日 3月 2019
今日はスポーツの特異日なのかもしれない。ノルウェーのW杯スキージャンプでは、小林陵侑選手が日本男子初の個人総合優勝を果たした。欧州勢以外の総合優勝は初めての快挙とのこと。5試合を残して確定させた総合優勝だから、如何に実力がずば抜けていたかが分かる。まさに小林陵侑選手がジャンプの歴史を塗り替えたと言える。英国の全英オープンバドミントンでは、桃田賢斗選手が男子シングルスで日本勢初の優勝を飾った。全英オープンは120年の歴史ある大会で、選手なら誰でも一度は獲りたいタイトルとのこと。桃田は違法賭博で無期限の競技会出場停止処分を受けたが、その間体力アップに励み強くなって帰ってきた。まさに禍転じて福となすの典型だ。喜びもひとしおだろう。更に米国のW杯スピードスケートでは、高木美帆選手が1500mで世界新をマークして優勝した。初めて世界記録保持者という肩書を持つことになった。また、国内では大阪国際女子マラソンで転倒し途中棄権した福士加代子選手が名古屋ウィメンズマラソンに出場し今度は転ばずにMGCの出場権を獲得した。盆と正月が一度に来たような一日だった。

さらに表示する