22日 5月 2018
悪質タックルで相手選手に怪我を負わせた日大のアメフト選手の記者会見がテレビ放映された。会見は本人からの要望で、強制されたものではないとのこと。彼は予め陳述書を作成し、事細かに事の経緯を説明した。悪質タックルを指示したのは監督とコーチだが、自分は断れなかったと説明している。断れなかった自分に責任があるとも言っている。経緯の説明は信憑性に富んでいた。彼の態度は誠実だった。内田監督たちは、まだ20歳になったばかりの青年をここまでも追い詰めるのかと腹立たしさを覚えた。一方、監督たちは未だに会見も開かず沈黙したままだ。非常識だけでなく責任感も無い。監督たちは明日以降反論するのだろうが、反論すればするほど世論の反撃に遭うことになるはずだ。墓穴は大きい。監督もコーチも社会的に抹殺されることになるかもしれない。監督たちの指示とその後の対応は、官邸と似ている。加計学園の獣医学部新設を巡り、加計理事長が安倍首相に面会したとする愛媛県の文書が国会に提出されたが、何と安倍は面会を否定した。根拠は官邸の面会記録を廃棄してしまったからと言う。でも面会記録が無いからといって、面会が無かった証明にはならない。無理筋な言い訳だ。力尽くで押し潰そうとするこの種の対応は、権力を得た者の特有の行動と言えそうだ。
21日 5月 2018
北朝鮮が予告した核実験場入り口を爆破・閉鎖する23日が迫ってきた。米中韓英露が立ち会うとされていたが、韓国の立会人名簿は受理されず、拒否されたようだ。立会人は報道関係者のみで国際原子力機関や核実験全面禁止条約機関など専門機関は招待されていない。だから爆破・閉鎖されても実効性があるのか検証のしようもない。入り口の爆破・閉鎖であれば、後日トンネルを掘り返せば使用可能に戻る。また入り口の爆破により、放射性デブリが拡散する恐れもある。入り口を閉鎖するだけならばコンクリートで固める方が安全だ。本気で核実験場を廃棄するのであれば、装置そのものを破壊すべきものだ。そう考えると、今回の核実験場廃棄は、単なる政治ショーに見えてくる。こんな茶番劇が成果となって米朝会談が行われるのだろうか。世界中が今後の動きを注目している。観客は世界中の人々、主役は金正恩とトランプ。下手な掛け合い漫才にならなければ良いと思うのだが。いや、両者共下手な掛け合い漫才を目指しているように見える。
20日 5月 2018
15年ぶりにマハティール首相が復帰し始動した。選挙公約は、消費税廃止や最低賃金の引き上げ、高速道路の無料化、教育の無償化などだった。このバラマキ政策を経済の持続的成長に繋げるには相当の手腕が試されそうだ。政権は、まずナジブ前首相の汚職疑惑の追求を優先し、失われた国民の信頼を取り戻す考えとのこと。更に行政、立法、司法の三権分立を強固なものにしていくという。安倍政権とは似ているようだが、本質的に真逆な方向にある。いま日本では安倍一強により、三権分立が揺るがされ政権のやりたい放題の状態になっている。まさに政治の私物化だ。消費税についても、増税か凍結かを政争のネタにしているし、高速道路料金は永遠に無料化されそうもない。国民から巻き上げられるものは全て巻き上げてしまおうとの魂胆だ。そこには国民の生活を豊かにしようとする気配は感じられない。マハティールには1997年のアジア通貨危機を乗り切った経験がある。タイや韓国はIMFに財政支援を求めた結果、緊縮財政を余儀なくさせられ全ての国民が疲弊した。だがマハティールは、為替の固定化、財政支出の拡大、金利の引き下げなどの景気刺激策に打って出て、この難局を乗り切りマレーシア経済を浮上させた。今後もマハティールの国を思う経験が物を言いそうだ。両者の志の違いが、国を混迷と秩序に導いているように映る。
19日 5月 2018
悪質タックル騒動後、雲隠れしていた内田日大アメフト部監督が負傷した関西学院大の選手らに非公開の席で謝罪したとのこと。アンフェアなことを謝ったのか、怪我を負わせたことを謝ったのかは明らかにされていない。でもその帰り道のインタビューで答えたことで大凡の察しはつく。記者の質問に対し内田は「一連の問題は全て私の責任です。弁解もしません。こんな騒動になるとは心外です」と答えた。でも肝心の反則行為を指示したかどうかは「後日文書で回答します」と先送りした。内田は関学の選手には、怪我を負わせたことだけを謝罪したに違いない。この悪質タックル騒動の問題点と解決策は何処にあるのだろうか。問題は、内田が監督として選手に悪質タックルを指示したことと、その事実を認めないことだ。内田は今でも悪質タックルで相手選手を潰すことは当然と考えている。ルールを守らない指導者は超不適任だ。更に、選手に悪質タックルを強制しながら、その事実を認めない性格は、ある意味でパワハラの権化とでも言えそうだ。こんな人格欠如で非常識な輩がアメフト界でのさばっている。それを許しているアメフト界も問題だと思う。でも、解決は簡単だ。日大アメフト部は廃部。内田の日大常務理事と人事部長の役職を解任。内田を日本アメフト協会から永久追放。協会も関係者は追放。もし文句があるのなら、内田は徹底的な弁解をすべきだと思う。本当の男なら出来るはずだが。自分はこの騒動の最大の問題は「教育者の資質とは何なのか」にあると思う。
18日 5月 2018
今日のトップニュースは、藤井聡太棋士の七段昇格と西野ジャパン・メンバー27名の選出だ。自分は明と暗のニュースだと思う。まだ高校生に成り立ての15歳の藤井六段が、昇段のかかった対局を制し七段の史上最年少記録を達成した。四段デビュー以来破竹の勢いで連勝を積み重ね、異例の高速昇級を続けてきたが、まさか七段になるとは夢にも思わなかった。この衝撃は将棋界に留まらず、各界に大きな影響を与えている。世代を揺るがす出来事として歴史に残る偉業と言えそうだ。一方、ロシアW杯が1か月後に迫ったサッカー界では、ハリル更迭後に就任した西野監督のメンバーが発表された。概ねハリルの道を引き継いでいる。一番の問題は、選手選定は順当と言えば順当だが、では何故ハリルを解任したのかという驚きが無いこと。西野の発表態度は自信が無さそうに見える。同じ選手でも監督が替われば戦術次第で如何に戦えるかくらいは、言えるのであれば言うべきだったと思う。第二の問題は、選手選定の基準が「昔の名前」を優先し過ぎているように見えること。昔は活躍したが今は殆ど出場していない選手を尊重し、実績は少ないが今現役で大活躍している選手を選考から外してしまった。西野の頭の中では戦えるのだろうが、現実に戦えるのかが心配になる。もっと心配なのはW杯後だ。「昔の名前」がいっ時活躍したからといって、その効果は後には続かない。でも「今の名前」が実績を残せば効果は抜群。日本サッカー界にプラスの循環を生むことになる。たとえW杯で成果が得られなかったとしても、それが今後の血となり肉となるはずだ。西野は何処を見て選考したのだろうか。いずれ1か月後には結果が出て、評価が下されることになる。監督交代が益々混迷さを増しているように映るのは自分だけなのだろうか。
17日 5月 2018
森友学園への国有地売却に関して、大阪特捜部は佐川前国税庁長官らの公文書改ざん問題を不起訴とする方針を固めたとか。一方、篭池夫妻は詐欺罪などで逮捕され、もう10か月も拘置所に拘束されている。証拠隠滅の恐れも無いのに10か月とは長過ぎる。何ともはや、官僚と民間人の取り扱いのバランスがおかしい。でも、安倍政権が検察をコントロールしているのだと推測すると納得がいく。佐川は無罪放免になったのだから、マスコミはこれ以上追求しずらくなる。篭池の口は高い塀で封じている。この他にも政権擁護のため、恣意的な検察行為が行われていると思われる事例は多い。甘利元経済再生相の斡旋利得事件では何故か家宅捜査もなしに不起訴になった。元凶は政権による法務省人事への介入だと思う。安倍政権以前は政権が人事をねじ曲げることなどは無かった。ところが、内閣府に人事権が移り、政権擁護に都合の良い人事が行われるようになった。黒川事務次官の就任が典型例だ。政権の非を正すはずの検察が、政権から火の粉を振り払う立場に変質してしまった。このままでは正義が機能しない。日本が壊れてしまう。昔、田中角栄はロッキード事件で検察に検挙された。あの時代は正常だったのかもしれない。
16日 5月 2018
近所に外猫がいる。我が家に初めて外猫のシロが遊びに来たのは9年位前のことだ。このシロは極めて美形で毎年子を産む。多産系の血筋かと思っていたが、違う。何故なら毎年育つシロの子である雌猫はサクラ耳でもないのに子を産まないからだ。多分雄猫から見てシロは妖艶なのだろうと人間の自分から見てもそう思う。そのシロが4回目に産んだ雌猫がユニークだ。黒くて縞があるので我が家ではシマクロと呼んでいる。勿論シロクマでもないしノラクロでもない。歴とした雌猫なのだ。4年前に生まれたから、人年齢に換算すると30歳。人の世界ならば30歳の女性は色気がある。適齢期と言える。でも最近そのシマクロの様子が少しおかしい。あるオジサンが連れたある犬が近づくと、二ヤーン、二ヤーンと鳴き声を上げながら、犬に近づき、その前後左右を走り回る。シマクロが親愛の情か求愛を表しているかのように見える。でも犬は迷惑そうな仕草をする。残念ながらシマクロの愛は犬には伝わっていないようだ。でも、シマクロはその犬が通る度にアタックを繰り返す。猫の世界には動き回るテリトリーがある。シマクロはテリトリーの境界である隣家の端まで行くと、そこで立ち止まり、恨めしそうに犬の後ろ姿を見送るのだ。その姿に健気さを感じる。シマクロはその犬に恋をしてしまったのだろうか、それとも自分の親とでも勘違いしているのだろうか、といつも想像させられる。
15日 5月 2018
経団連の就活ルールが形骸化している。今年のルールでは面接解禁は6月1日からだが、4月末時点で内定率が4割を超えているという。売り手市場とは言え、経団連企業でもルール違反して内定を出しているのだから、一体何のための就活ルールなのか分からない。元々統一ルールが設けられたのは、大企業の採用・教育活動の効率化が目的だ。それでは一方的過ぎるから、学生の就活の負担を軽減するためだと、目的が後付されてきた経緯がある。でも、最近ではインターンや通年採用など国際標準に近い手法を採る企業が増えていて実態と乖離している。特にAI技術者の争奪が激しい。最早就活ルールなど撤廃した方が良い。日本企業の人材採用の考え方は相当歪んでいる。新卒とは卒業予定者のみ。かなり膨らませても前年度卒業生までだ。一方中途採用は30歳以上が対象。新卒時に就活に失敗した人はフリーターとなり、一生新卒としては採用されない運命が下される。人材不足と言いながら、この層は見向きもされない不思議な文化だ。だが、やっと新卒の年齢制限を緩和する企業が現れつつあるという。損害保険ジャパン日本興亜やリクルートが30歳以下まで新卒として採用する方針を打ち出した。これが蟻の一穴になると良い。経団連会長も5月末に榊原から中西に代わる。榊原のように政権の言いなりにならずに、新会長には従来文化を打破する活躍を期待したいものだと思う。
14日 5月 2018
日大の悪質タックルで関西学院大のQBが負傷した場面がテレビ画面に流れた。QBがボールを投げた数秒後、無防備のQBの背後から日大選手が猛タックルし押し倒した。その後も悪質な反則行為が繰り返されたとのこと。QBは右膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間との診断。椎間関節のよじれによる左足のシビレも訴えている。試合は没収試合にならず続行された。日大の内田監督は試合前のミーティングで「最初のプレーで相手のQBに怪我をさせろ。何か言われたら監督の指示と言え」と選手に指示していたようだ。関東学生アメフト連盟は、同選手に対外試合出場禁止と指導者への厳重注意という暫定的な処分を下したが、日大はホームページに謝罪文を掲載しただけで、内田監督は雲隠れを決め込んだ。問題は色々ある。勝利至上主義に走った監督の資質の無さ。選手には怪我をさせろと指示し、そんな指示はしていないと開き直る。監督落第だけでなく人間失格だ。そんな監督の指示を実行する非常識な選手も選手だ。更にそれを許すチーム全体は組織犯罪者だ。日大の学長も何ら責任を果たしていない。没収試合にしなかったアメフト連盟も常識に欠けている。アメフト連盟は解散すべしとまでは言わないが、伝統ある日大アメフト部「フェニックス」は廃部にすべきだと思う。死なないはずの不死鳥(フェニックス)が本当に死ぬかもしれない。
13日 5月 2018
北が豹変し宥和政策に転換した。韓国系米国人3人を解放し、来週中にも核実験場を廃棄すると発表した。北は米英中ロ韓の国際記者団に取材を認めたが日本は除外された。日本では米国人が解放されたのだから日本の拉致被害者もとの声が上がっている。北が宥和政策に乗り出した今日本は如何に対処すべきかを考えてみた。それを考えるには、まず北の立場になって考えることがヒントになると思う。人質解放に関して、米国人の拘束理由は北でのスパイという犯罪行為だから人質解放は宥和政策の賜物として米国へのプレゼントになるが、日本人の拉致は北の犯罪を再度認めることになるので解放はしないと考えるのが自然だ。事実北朝鮮は「拉致は解決済み」と公言している。だが、日本は粘り強く交渉するしかない。北が拉致問題解決に前向きではないということは、改心していない証明でもあると認識すべきだろう。その延長線上で考えれば、完全な非核化は望みようもない。核実験場を廃棄しても、いつの日か隠してあった核をちらつかせるのが目に見えている。米国が北の現体制の維持を認めて、北が韓国の援助を受けて経済が好転しても、今度は虐げられてきた国民が黙っていないだろう。日本は北の人権問題を指摘し続けるべきだ。それが恒久的に真の平和に繋がる道だと思う。

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