15日 10月 2019
台風19号で120両もの車両が水に浸かってしまった北陸新幹線車両基地が災害対策の欠如を物語っている。一つはハザードマップの軽視、もう一つは対策の軽視だ。これらの軽視によりJRの車両被害は300億円を超えたという。今回浸水した箇所とハザードマップは完全に一致するという。JRがハザードマップを重要視していれば、何らかの対策を打てていたはず。車両基地選定に当たっては、広くて安い土地は魅力的に映ったに違いない。でも美しいものにはトゲがある。安物買いの銭失いということだろう。たとえハザードマップに該当する土地に車両基地を作っても、被害を抑える方法はあるものだ。以前の豪雨時は、低い基地から高い線路へと全車両を避難させ被害を免れたことがあったとのこと。JRは計画運休で車両を動かさないだけでなく、全車両を高い線路に移動しておけば簡単に被害を防げたはず。対策を手抜きした身から出たサビということだろう。最近の宅地業者は遊水池の跡地を知らん顔して販売することが多いと聞く。これもハザードマップを確認しておきさえすれば悲劇を避けることは可能だ。行政はもっとハザードマップの重要性をアピールすべきだと思う。
14日 10月 2019
2019年ノーベル経済学賞が、MITのバナジー教授、デュフロ教授とハーバード大のクレマー教授に授与されると発表された。授賞理由は「世界的な貧困の緩和への貢献」。3氏は、学校教育や子どもの公衆衛生の改善のため、実験により効果を確かめた貧困の具体的な解決手段を提唱。貧困を解消するための最適な政策を導入する基礎を築いたのが授賞理由だ。今までのノーベル経済学賞の授賞対象と較べてユニークだ。元々正式な「ノーベル経済学賞」というものは存在しない。正式には「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」と呼ぶ。「ノーベル経済学賞」は通称だ。経済学はその時代に即した理論といえる。時代や体制が変われば、通用しない理論ともいえる。現に現代はケインズ経済理論が成立しない時代とも言われている。だが、今年の授賞対象はどの時代でも通用する普遍的な貧困の解消だ。まさに今年は「ノーベル経済学賞」に値する授賞内容だと思う。
13日 10月 2019
あの八ッ場ダムが下流の群馬住民を救ったとのこと。台風19号豪雨により各地でダムの緊急放流が行われ、河川の決壊が多数頻発し、多くの住民が洪水被害に見舞われている。八ッ場ダムは来春から運用開始の予定だった。10月1日から貯水試験を始めたばかりだ。ところが、この豪雨を受け止め水位が一気に54m上昇し、満水時の水位まで10mに迫ったとのこと。勿論台風によるダムの被害は確認されなかった。建設が間に合って良かったと思う。八ッ場ダム建設の歴史は長い。昭和22年に多くの死傷者を出したキャサリン台風が事の発端だ。台風被害から首都圏を守るため昭和27年に計画された。その後紆余曲折あり計画が延び延びになったが、最大の山場は民主政権の前原元国交相だろう。地元住民も建設を了承し工事が始まったのに、前原が関係者の意見を全く聞かずに、公約だからという理由で一方的に建設の中止を明言した。その後一切の予断を持たずに再検証を実施することになり、最終的には民主政権の前田元国交相が建設継続を決定した。いい加減な公約だと思う。もし前原がもっとゴネて長引いていたら、建設中の八ッ場ダムは崩壊し、大惨事になっていたかもしれない。でも前原が戦犯であることは間違いない。
12日 10月 2019
台風19号による記録的豪雨が降り続いている。テレビでは、各地のダムで緊急放流が検討されているという。昨年の西日本豪雨では、愛媛県のダムが緊急放流したため下流域が氾濫し犠牲者が出たことがあった。大雨で川が増水して堤防が決壊寸前のところに、何故追い打ちをかけて緊急放流すのだろうかと不思議に思っていた。テレビでは、これ以上水を溜め込むとダムが崩壊する危険があるので、ダムに流入する分だけ放流するのだという。自分はダムの下流域に住んだことがないので、緊急放流の仕組みを知らない。だから緊急放流は非情だと思っていた。ところが、調べてみると、テレビの説明が不親切であることが分かった。大雨の予報が出ると、ダムは予め水位を下げて貯水量を大きくする準備をするのだ。そして下流の増水を調節する。それでも、容量以上の流入があると予測されれば、下流域の住民が避難出来るよう時間を与え、崩壊寸前まで持ち堪える。臨界に達すると流入する分だけ放流し、ダムの調整機能は終了することになる。ダムの緊急放流の仕組みは分かった。でも新たな疑問が湧いてきた。ダムの下部には土砂が溜まってしまう死水域がある。定期的に土砂を取り除かないとダムがダムの役目を果たさない。今回の緊急放流に関して、死水域の管理に問題は無かったのだろうか。
11日 10月 2019
ヘッドギアの用途に新顔が登場した。ヘッドギアと言えば頭部を怪我から守るラグビーが元祖だ。オカルト教団の洗脳器具として名を馳せたこともある。山梨大学ではヘッドギアで脳波を測る研究が盛んだ。こう見ると、ヘッドギアは年々進化を続けているようだ。それが今回更に進化した。米国では、アルツハイマー病などの神経変性疾患に対する新たな治療法として、ヘッドギアに電極を装着し脳に刺激を与える経頭蓋電磁気療法の研究開発に取り組んでいる。軽度から中等度の63歳以上のアルツハイマー病患者8名を対象に、2ヶ月にわたり、1日2回、各1時間の電磁気療法をした結果、認知機能が向上し、たった2ヶ月で1年前の症状に戻ったという。研究者らは、電磁波によりアルツハイマー病につながるアミロイドベータタンパク質やタウタンパク質が脳細胞内で凝集するのを防ぐためと考えている。そのうち、老人施設では全員がヘッドギアを着け生き生きと暮らし始める時代が来るのかもしれない。
10日 10月 2019
狩野川台風に匹敵する台風19号が間近に迫り、携帯電話に大雨や洪水や土砂崩れや竜巻についての注意情報が飛び込んでくるようになった。そこで内閣府の防災情報に記載されている警戒レベルの内容を今一度確認することにした。住民がとるべき行動を5段階に分け、情報と行動の対応について明記されている。警戒レベル1は心構えを高める、レベル2は避難行動の確認、レベル3は高齢者は避難、レベル4は避難、レベル5は命を守る最善の行動、とある。だが、レベル5が発令されたどの災害を見ても避難するのは極一部の人だけなのが実態だ。この警戒レベル1~5は実態に即していない。レベル1と2は不要。レベル4の避難勧告と避難指示は内容が曖昧だ。避難勧告とは「避難を促す」で、避難指示とは「避難しなさい」という意味にとってしまう。でも実際は前者は「避難しなさい」で、後者は「今すぐ避難しなさい」という意味だという。紛らわし過ぎる。レベル5はレベル4と文言は違うが、行動は同じだ。警戒レベルは伝わり易いように簡素化した方が良い。レベル1は高齢者の避難、レベル2は避難の推奨、レベル3は全員に避難命令。この方が、危険度合いがダイレクトに伝わると思うのだが。
09日 10月 2019
台風19号が秋の3連休を直撃する見通しだ。台風15号の酷さに懲りて、各方面で事前対策が進んでいる。JRは台風15号の大混乱を少しは反省したようだ。金曜の昼までに土曜の計画運休を決めるという。秋は行事が花盛りだ。ラグビーW杯は12日の試合を中止し引き分け扱いにした。体育の日にちなんで運動会も多い。鴻巣市では市民体育祭を中止した。東工大は大学祭の模擬店を中止しライブも止める見通しだ。富士宮市の朝霧JAMも中止を決めた。長良川鵜飼も増水の恐れがありキャンセルが相次いでいる。秋は結婚式シーズンでもある。しかも13日は吉日大安。1年以上も前からこの日を予約していたカップルも多いことだろう。だが、招待したお客は出席出来るだろうか。残念ながら結婚式は延期出来そうもない。両家は心中穏やかではないはずだ。そう言えば、十数年前、次男の結婚式も台風に見舞われた。途中で早期帰宅のため退席される方もいた。新郎新婦はずぶ濡れになりながら2次会会場に向かったと聞く。自分たちも閉鎖寸前の高速を通ってタクシーで命からがら帰宅した。13日に結婚される方々は、人生でもうこれ以上の困難は無いと信じるほかはない。
08日 10月 2019
台風19号が発達している。台風15号以上に猛烈だという。しかも、四国から関東が通過予定とされている。もし、台風15号並みに房総半島を襲ったらどうなるのだろうか。台風15号被害では、森田千葉県知事の対応の遅れが非難されている。被害後も高速道路や五輪の会議に出席し、被害への対応はゼロ。遅れに遅れを喫し存在感も無い。しかも県の対応への批判に対し「誰が悪い、これが悪いではない」と宣い反省する様子もない。言い換えれば、こんな奴がいなければ、少しは真面な事後対応が出来たというように非難されているのだ。タレント知事は実務に疎い。部下から上がる情報と助言を待って、形だけの指示を出す。助言が無ければ知事室でジッとしているだけ。だから、これ幸いとノコノコとお気楽な会議に出かけたのだろう。千葉県の山林は、杉が病気になり強風に弱いし、所有者不明の土地が多い。普段から県内の問題点を認識していれば、行動に移せたはずだ。森田はそのまんま東宮崎県前知事の形だけを追っていただけだと思うと妙に納得する。台風19号が近づいている。森田に限り「羮に懲りて膾を吹く」を座右の銘とすべきと思う。
07日 10月 2019
香港の雨傘運動が過激化している。何と非番の警官が拳銃で高校生を撃ち重傷を負わせた。何故雨傘運動は過激化しているのだろうか。要因は2つ。1つは、中国政府が一国二制度継続の約束をねじ曲げ香港を中国体制に変えようとしていること。もう1つは、ITによる中国政府の人民掌握ということだと思う。香港行政長官選挙は2017年から1人1票の普通選挙に移行するはずだったが、中国政府が立候補者に条件を付けたため、学生が平和的に抗議に立ち上がった。その後犯人引渡条例に反対した市民が立ち上がった。更に香港政府は緊急状況規則条例を発令して覆面禁止法を発動した。諸悪の根源は、中国政府の一国二制度潰しにある。一方中国のIT進化は目覚ましい。中国人民13億人がITにより監視されているという。香港では公共乗り物に乗る時は香港版suicaを使うのが常識だ。だが、デモに参加する時に香港版suicaを使うと、身元が特定されてしまう。だからデモ参加者は現金払いで行くのが常識になっている。そんな時、覆面禁止法が発動された。覆面を取れば身ぐるみを剥がされてしまうと考えるのは当たり前だ。だから、香港の青年たちは猛烈に反対している。でも、日本のマスコミは裏事情を明かすことはない。ただ、ただ、香港の過激さを報道するだけ。余りにも偏向し過ぎていると思う。
06日 10月 2019
タイの国立公園の滝にゾウが次々と転落し6頭が死んだとのニュース。ゾウの鳴き声が園内に響き渡り、公園職員が捜索したところ、滝で3歳くらいの子供のゾウを含む6頭が死んでいるのが見つかったとのこと。当局は、先に滝に落ちた子供を助けるため、親や仲間のゾウが近づいて転落したり、溺れたりしたと推測している。近くの岩場では衰弱したゾウ2頭も見つかり、ロープを使って安全な場所に移したという。ゾウはタイで神聖な動物とされている。神聖とされる理由が分かるような気がする。獅子は我が子を千尋の谷に落とすという諺がある。生まれたばかりの子を深い谷に落とし、這い上がってきた生命力の強い子供のみを育てるという言い伝えだ。転じて、本当に深い愛情をもつ相手にわざと試練を与えて成長させること、という意味になっている。人間社会では、躾けと称し子供を虐待死させた両親の裁判が行われている。この父親は、子供を思ってのことと主張しているが、己の満足のために行ったのは明らかだ。動物は子供のためなら我が身を投げ出すのに、人間は自己満足のために子供を殺めることもある。子供が動物好きなのは生まれ持った防衛本能なのかもしれない。

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