トランプが南ア白人を難民として受け入れ

トランプが南アフリカの難民を受け入れると発表した。米政府は現在、他のすべての難民の認定作業を停止しているので例外中の例外だ。南アフリカの難民とは南アフリカで少数派のオランダ系移民の子孫で、その白人59人を人種差別の被害者として受け入れた。トランプは、飢餓や戦争から逃れてきた他のアフリカの人々よりも南アの少数派の白人が優先されている理由を記者団から問われ、南アの白人に対する民族大量虐殺が行われていると証拠を示さずに主張した。更に白人だから好意的に扱っているわけではないとも付け加えた。でも、明らかにトランプの白人至上主義そのものだ。一方で南ア政府は、白人の一団は難民に認定されるような迫害を受けてはいないとしている。南アフリカのラマポーザ大統領は「一部の白人が同国を去った理由は、30年前のアパルトヘイト終結以降も続く人種的不平等を是正するための政策に反対したためだ」と指摘している。結局30年来黒人を人種差別し続けてきた59人の白人が、白人の優位性が無くなってきたので米国に逃げ込んだだけのようだ。批難すべきは59人の白人の方にありそうだ。