財務省が隠蔽し続けたのは安倍元首相夫人に関する文書

大阪高裁が森友事件に関する文書を開示するよう判決を下し、財務省は今年4月資料およそ2000ページを開示した。しかしこの資料には付けられた通し番号1~382番の中で74個が欠けていたのだ。これについて財務省は国会で「政治家関係の応接録を廃棄した過程で欠落したと考える」と答弁した。国会には黙っていた。検察の捜査でも出さなかった。誰にも明らかにせず秘密にしてきたのに、文書が抜き取られていることに遺族が気付いてしまった。「第二の改ざん」ではないかと追及されては、もはややむを得ない。財務省としてはそんな心境だろう。だが、抜き取られた文書の存在は不明だが、概要を記した一覧表は残っている。その概要は300円を出費すれば、週刊文春電子版で読むことは出来る。でも、300円の価値は無いから、自分は読まない。結局財務省が隠蔽し続けたのは安倍元首相夫人に関する文書だったとのこと。紀藤正樹弁護士は「廃棄は犯罪だ。真相の徹底解明が必要」とコメントしている。さて、進展するだろうか。