米ニューメキシコ大学の研究チームによると、脳の重量の0.5%をマイクロプラスチックが占めているという。プラスチックは脂肪や脂質が大好きなので、ヒトが食べる脂肪にくっついて脳や臓器に運ばれると推測されている。プラスチック汚染は海だけではなく、主要な国際ブランドのペットボトル入り飲料水93%からプラスチック粒子が検出されている。マイクロプラスチックは空気中にも漂っている。今やマイクロプラスチック汚染は人類にとって最も喫緊な課題だ。日本女子大学の研究チームは、森林の葉が空気中のマイクロプラスチックを捉え、空気を浄化していることを突き止めたという。葉の表面は、油でできたワックスにおおわれ、裏面には細かい毛が生えているいるため、木の葉にさまざまな物質がくっつくのだ。直径0.1㎜以下のマイクロプラスチックも例外ではなく、くっつくのを発見したのだ。これは一つの大きな知見だと思う。しかし、残念ながら落葉樹は、地上に葉を落としてしまう。でも、この知見を基にマイクロプラスチックと闘う術は見つかるかもしれない。今後の研究を期待したいものだ。
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